棚田に造成したシバ草地の水田への復元技術

棚田に造成したシバ草地の水田への復元技術

タイトル棚田に造成したシバ草地の水田への復元技術
要約シバ草地化した水田を、情勢変化に応じて水田に復元するためには、シバ草地に湛水して耕耘すると湛水状態が維持され水稲の栽培が可能になる。ただし、有機物分解のため生育が阻害されるので、基肥を2割増加すると生育・収量ともに良好となる。
キーワードイネ、牧草、放牧、シバ、水田復元
担当機関高知畜試 環境飼料科
連絡先0889-22-0044 / katsurou_yokoyama@ken4.pref.kochi.jp / katsurou_yokoyama@ken4.pref.kochi.jp
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類行政、参考
背景・ねらい米の生産調整が行われている中で、中山間地域の棚田など、条件不利水田の耕作放棄が問題化している。このような情勢下で、水田をシバ草地化し放牧利用すれば、米の生産調整と自給飼料の利用による低コスト畜産が両立できる。借地などによる水田の畜産的利用の促進を図るにあたって、農地所有者等の理解を得やすいよう、情勢変化に応じて水田に復元する技術を検討する。
成果の内容・特徴
  1. シバ草地は湛水して耕耘すれば湛水状態が維持され、中干し以降もシバの再生は全く見られなくなる。(表1)
  2. 通常の施肥量で水稲を移植した場合、有機物分解のため生育が阻害されるが、基肥を2割増加すると生育・収量ともに良好となる。(表2)

成果の活用面・留意点
  1. 現在実施されている水田農業経営確立対策においては、飼料作物の作付けについて助成金及びとも補償金において有利な設定がなされている。一般耕種農家においてこの技術が定着できれば、転作・シバ放牧地拡大の双方が推進できる。
  2. ほ場の経歴、土質によって漏水対策が必要な場合がある。
  3. 増肥分を中間追肥で行った場合、生育は良好であるが登熟歩合が悪く、精玄米重の増加には結びつかない。

具体的データ
図表
図表
予算区分国補
研究期間1998~2000
研究担当者横山克郎、徳広令奈、豊田陽一
発行年度2003
収録データベース研究成果情報

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