スギ間伐材の被覆による畦畔・法面の雑草抑制技術

スギ間伐材の被覆による畦畔・法面の雑草抑制技術

タイトルスギ間伐材の被覆による畦畔・法面の雑草抑制技術
要約スギ間伐材を加工した角材、板材、丸太材に防腐処理し、畦畔・法面を被覆することで、雑草の発生が顕著に抑制され、草刈り労力は大幅に軽減される。
キーワードスギ間伐材、畦畔・法面被覆、雑草抑制、草刈り労力
担当機関兵庫農技総セ 作物部
連絡先0790-47-2410 / ken@hyogo.email.ne.jp / ken@hyogo.email.ne.jp
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類技術、参考
背景・ねらい畦畔・法面の雑草管理には多大な労力が費やされることから、その軽減のため、被覆植物、マルチ資材、コンクリート化など種々の技術が検討されている。スギ間伐材を利用した畦畔・法面被覆技術を開発し、雑草発生への影響について調査する。
成果の内容・特徴
  1. 畦畔・法面を被覆する材料はスギ間伐材で、防腐処理として銅と塩化ベンザルコニウムを主成分とする防腐・防蟻剤を、木材に1m3当たり2.1~3.1kg注入処理した角材、板材、丸太材を使用している。被覆構造は図1に示すとおりであり、角材、板材、丸太材などを隙間なく並べて、H鋼やボルトで固定している。施工後の畦畔は図2のような景観になる。
  2. 南淡町と三木市で冬季に施工した。施工後初年目の夏季の植被率は14%~55%(無被覆の植被率は100%)であるが、2年目の植被率は2%~21%と初年目に比べて少ない。(表1)。角材法面の植被率は初年目から2年目にかけて少なくなったが、丸太材法面ではスギナが初年目、2年目とも同程度発生している。防腐剤の処理、無処理による違いは明らかではない。
  3. 雑草の刈り払い労力は、間伐材被覆処理区で軽減される(表2)。
  4. 施工後3年の間伐材では防腐剤無処理でも腐食は認められていない。

成果の活用面・留意点
  1. 施工後3年目までは、防腐剤の水田への流入、水稲への影響は認められていない。
  2. 施工に際しては土木工事をともなう。施工コストは間伐材の耐用年数によって異なるため、検討中である。

具体的データ
図表
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予算区分受託
研究期間2002~2004
研究担当者須藤健一、上村公浩、小巻孝、島田忠雄
発行年度2004
収録データベース研究成果情報

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