新素材「乾燥ゲル」を用いた乳牛ふんの堆肥処理量の減量化

新素材「乾燥ゲル」を用いた乳牛ふんの堆肥処理量の減量化

タイトル新素材「乾燥ゲル」を用いた乳牛ふんの堆肥処理量の減量化
要約乳牛ふんの堆肥化処理に「乾燥ゲル」を用いることにより、従来の水分調整材使用量を極少量に抑えられ、処理量及び堆肥生産量の減量が図られる。また、発酵状況も従来法と同等であった。
キーワード乾燥ゲル、乳牛ふん、堆肥化、減量化、副資材、新素材
担当機関兵庫農総セ 淡路 畜産部
連絡先0799-42-4883 / Osamu_Takata@pref.hyogo.jp / Osamu_Takata@pref.hyogo.jp
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類技術、参考
背景・ねらい乳牛ふんは高水分なため、堆肥化処理には水分調整が必要で、オガクズ等の水分調整材が用いられる。このため、処理量が多くなり、堆肥生産量も多くなる。
新素材「乾燥ゲル」は少量で多量の水分を吸収し、素材自体も発酵により分解されるため、従来の水分調整材使用量を極少量に抑えることができ、堆肥の減量化が図られる。
成果の内容・特徴セルロース誘導体に水を加えてペースト状に練り、放射線加工したセルロース誘導体ハイドロゲルの乾燥品(以下、乾燥ゲルという)を堆肥化副資材として使用する。
試験方法は、水分が70%程度になるように生ふんに副資材を混合し(1区:戻し堆肥使用、2区:オガクズ使用、3区:乾燥ゲル+オガクズ使用、4区:乾燥ゲル使用)、切り返しを1週後、2週後、4週後に行い、8週間の堆積処理を行う(表1)。
  1. 開始時の水分含量は、1・2区は約70%である。乾燥ゲルは少量で多量の水分を吸着するため、混合時の水分含量は高く3・4区は約80%であるが、終了時は1区が約40%、2・3・4区は約50%である。水分消失率は1・2区より乾燥ゲルを使用した3・4区が約10%高い(表2)。
  2. 終了時の容積は2区>1区>3区>4区の順で、乾燥ゲルを使用した3・4区はオガクズを使用した2区の半量以下である。重量減少率も3・4区が高い(表3)。
  3. 水分と灰分から求めた有機物消失率は、4週目では2区が最も高いが、8週目では3区が最も高い。堆肥発酵温度は差がない(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 乾燥ゲルの使用法は、単独使用ではやや粘性が高まるため、他の副資材との併用使用で取り扱いがさらに容易となる。
  2. 単独使用では開始時水分が高いため、ハエ等の寄生が多く見られる。予防として、初期の撹拌回数を多くする。
具体的データ
表1
表2
表3
表4
予算区分県単
研究期間2001~2005
研究担当者高田 修、天橋一路
発行年度2005
収録データベース研究成果情報

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