豚の脂肪の締まりの客観的評価と市場評価との関連性の解明
豚の脂肪の締まりの客観的評価と市場評価との関連性の解明
タイトル | 豚の脂肪の締まりの客観的評価と市場評価との関連性の解明 | ||
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要約 | 市場流通豚の脂肪について、皮下脂肪や筋間脂肪と相関の高い腎臓周囲脂肪を用いて締まりを客観的に 評価し、市場での評価が良い脂肪品質を推定する。 | ||
キーワード | 豚、脂肪、食品残さ、硬度、理化学的測定値 | ||
担当機関 | 大阪食技セ 食品・資源部 品質科学グループ | ||
連絡先 | 072-958-6551 / nishioka@mbox.epcc.pref.osaka.jp / nishioka@mbox.epcc.pref.osaka.jp | ||
区分(部会名) | 近畿中国四国農業 | ||
分類 | 技術、参考 | ||
背景・ねらい | 循環型社会の構築は日本における主要課題の一つであるが、大量の食品廃棄物が焼却され、 ダイオキシンの発生、地球温暖化ガスの排出等、環境汚染の原因になっている。現在、食品リサイクル法が 施行され、食品残さの飼料化が推奨されているが、食品残さを肥育豚に給与した場合、脂肪の品質が 変動しやすく、脂肪の締まりが悪い「軟脂」の発生が危惧される。このため、今後食品残さの有効利用を更に 拡大していくためには、現状では明確な数値や評価基準がない脂肪の締まりや好ましいとされる品質を客観的に 捉え、その情報を生産現場にフィードバックすることが必要である。 本研究では、食品残さを利用し、高品質豚肉を生産する際の基礎資料とするため、豚の脂肪の締まりを 客観的な数値として評価する方法を開発するとともに、市場での評価との関連性を明らかにし、評価の良い 脂肪の締まりの範囲を推定する。 | ||
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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具体的データ | |||
表1 | |||
図1 | |||
表2 | |||
予算区分 | バイオリサイクル(委託) | ||
研究期間 | 2002~2006 | ||
研究担当者 | 因野要一、西岡輝美、石塚譲、中村隆、入江正和(宮崎大) | ||
発表論文 | Nishioka and Irie(2005), Meat Science 70, 399-404.Nishioka and Irie (2006), Animal Science 82, 929-935. | ||
発行年度 | 2006 | ||
収録データベース | 研究成果情報 |