バレイショと根菜類の輪作体系における緑肥ソルガムの鋤込み効果

バレイショと根菜類の輪作体系における緑肥ソルガムの鋤込み効果

タイトルバレイショと根菜類の輪作体系における緑肥ソルガムの鋤込み効果
要約春バレイショとニンジンまたはダイコンの輪作におけるソルガムの作付・生鋤込みは、ニンジン、ダイコン良品収量を向上させる。また、バレイショのそうか病は、厩肥施用に比較して増加しない。ソルガムの播種は春バレイショ収穫後とする。長崎県総合農林試験場・作物部・作物科
担当機関長崎県総合農林試験場 作物部 作物科
連絡先0957-26-3330
区分(部会名)九州農業
専門栽培
研究対象いも類
分類指導
背景・ねらい重粘土畑地帯ではバレイショとニンジン、バレイショとダイコン等の輪作体系が普及しているが、バレイショではそうか病の発生が問題となっている。重粘土畑における有機物付加や土壌浸食防止等を目的とした緑肥の栽培、鋤込みが、バレイショ及び輪作作物の高品質化と安定生産への影響、効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 春バレイショとニンジンの体系では、ニンジンの良品(秀品+優品)収量はニンジン作付前緑肥鋤込み(青刈ソルガム2t/10a)で無処理より増加傾向があり、悪影響はない(図1)。また、同体系での緑肥鋤込みは、厩肥(牛糞、毎作1.5t/10a)施用に比べ、そうか病を増加させない(図3)。
  2. 春バレイショとダイコンの体系では、ダイコン作付前緑肥鋤込みまたは厩肥の毎作施用により、ダイコンの良品収量及び春バレイショ収量が増加する(図1、図2)。また、同体系での緑肥鋤込みはそうか病の発生を抑制する(図3)。
  3. バレイショ連作においても緑肥鋤込みにより、春バレイショ、秋バレイショの収量は増加し(図2)、また、緑肥施用は厩肥に比べ、そうか病を軽減する(図3)。
  4. バレイショと根菜類の輪作体系での緑肥鋤込みでは土壌pHは上昇せず、また、厩肥施用に比べて低く推移する(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 緑肥作物は圃場内栽培、鋤込みを前提としたものである。圃場外持込みの場合においては2t/10a程度は差し支えない。
  2. 緑肥栽培はバレイショ収穫後、6月上旬迄に播種することが望ましく、8月始め迄に鋤込む。鋤込み後20日以上経過してからニンジン播種を行う。
具体的データ
図表
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予算区分助成試験(地域基幹)
研究期間1997~1998
研究担当者泉省吾、寺井利久、蒲生宣郷
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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