子牛の育成における高床式牛床の有効性

子牛の育成における高床式牛床の有効性

タイトル子牛の育成における高床式牛床の有効性
要約牛床構造の違う高床式牛床(ベッド)とコンクリート床(平床)では、敷料おがくずの含水率および大腸菌数はベッドが平床より有意に低くく、子牛は伏臥するのにベッドを多く利用し、増体性も優れる。沖縄県畜産試験場・大家畜室
担当機関沖縄県畜産試験場 大家畜室
連絡先0980-56-5142
区分(部会名)九州農業
専門飼育管理
研究対象家畜類
分類普及
背景・ねらい子牛の持つ能力を発揮させるためには、乾燥した、清潔な、牛にとって快適な環境下で飼養する必要があり、伏臥時間が長いほど牛にとって快適で、快適性は生産性に影響を及ぼすものと考えられている。そこで、牛床構造の違いが敷料の水分含量、大腸菌数、子牛の快適性および増体性に及ぼす影響について検討する。
成果の内容・特徴6および32日齢のホルスタイン種乳用雌子牛2頭を供試し、牛床面積6平方メートルの単牛房において、敷料におがくずを用いた床面積1.35平方メートルの高床式牛床(図1、ベッド)およびコンクリート牛床(平床)で2週間子牛を飼育した後、それぞれのおがくずの含水率および大腸菌数を調査する。また、ベッドと平床を同一単牛房に設置し、2頭の子牛が選択する両床の2日間の伏臥利用率を調査する。
  1. ベッドのおがくずの含水率および大腸菌数は23.3%および5.81log10CFU/gで、平床の48.7%および6.52log10CFU/gより有意に低い値である(表1)。
  2. 伏臥利用率は、ベッドで90.7%、平床で9.3%で、ベッドを多く利用する(表1)。30日齢の1日当たりの増体量(DG)が0.52±0.09kgの黒毛和種7頭を供試し、ベッドおよび平床で飼育したときの31~60日齢および61~90日齢のDGを比較する。
  3. 61~90日齢でDGに有意な差が認められ、増体性は平床よりベッドが優れる(表2)。
これらのことより、ベッドで子牛を飼育する方が平床より、乾燥した、清潔な環境が得られ、子牛にとって快適な環境であることが示唆され、増体性において優れる。
成果の活用面・留意点
  1. 生後5日から5カ月齢までの子牛育成の牛床に活用できる。
  2. 適宜に敷料を追加したり、手入れを施す。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1998~1999
研究担当者玉城政信、金城寛信、知念雅昭、島袋宏俊
発表論文子牛育成技術の確立(4)牛床構造が子牛育成環境に及ぼす影響、沖縄畜試研報、35号・1997.
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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