飼育形態が特産肉用鶏(つしま地鶏肉用交雑鶏)の肉色と筋線維特性に及ぼす影響

飼育形態が特産肉用鶏(つしま地鶏肉用交雑鶏)の肉色と筋線維特性に及ぼす影響

タイトル飼育形態が特産肉用鶏(つしま地鶏肉用交雑鶏)の肉色と筋線維特性に及ぼす影響
要約特産肉用鶏(つしま地鶏肉用交雑鶏)は、ブロイラーより発育、肉色及び筋線維特性に飼育形態の影響を受けやすい。長崎県畜産試験場・養鶏科
担当機関長崎県畜産試験場 養鶏科
連絡先0957-68-1135
区分(部会名)九州農業
専門加工利用
研究対象肉用鶏
分類研究
背景・ねらいこれまで、薩摩鶏交雑鶏、熊本コーチン交雑鶏、シャモ交雑鶏、つしま地鶏交雑鶏等は大腿二頭筋において酸化的酵素活性の高いIIA型筋線維の構成割合がブロイラーより高く、肉色が濃い特徴が明らかになっている。しかし、飼養管理が特産肉用鶏の筋線維特性、肉色に及ぼす影響は調査された例が少ない。そこで特産肉用鶏の適正な飼育管理法の一助とする目的で、平飼、ケージ飼いの飼育形態の違いが特産肉用鶏(つしま地鶏肉用交雑鶏)及びブロイラーの発育、肉色、筋線維特性に及ぼす影響を比較した。
成果の内容・特徴ブロイラーを3週齢以降、平飼区(20羽/26.4平方メートル群飼:1.32平方メートル/羽)、ケージ区(4羽/0.42平方メートル群飼×5ケージ:0.10平方メートル/羽)に分け、8週齢時に雄の大腿二頭筋の肉色及び筋線維特性を調査した。特産肉用鶏(つしま地鶏肉用交雑鶏)を5週齢以降、平飼区(ブロイラーと同様)、ケージ区(ブロイラーと同様)に分け、13週齢時に雄の大腿二頭筋の肉色及び筋線維特性を調査した。
  1. ブロイラーでは飼育形態により体重、大腿二頭筋重量に有意な差は認められないが、特産肉用鶏はケージ区が平飼区より体重、大腿二頭筋重量ともに小さい(表1)。
  2. ブロイラーは飼育形態により肉色に有意な差は認められないが、特産肉用鶏はケージ飼い等のストレスがある飼育環境では、肉色が暗くなる(表2)。
  3. 筋線維面積割合において、両鶏種とも平飼区はケージ区よりIIA型筋線維面積割合が高い傾向にあるが、このような傾向はブロイラーより特産肉用鶏に強く見られる。筋線維直径は、ブロイラーでは飼育形態に有意な差は認められないが、特産肉用鶏ではケージ区が平飼区より小さい(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 特産肉用鶏はストレスを与えるような飼育環境では発育、肉色に影響するため、飼育密度に留意する必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1997~2000
研究担当者荒木 勉、嶋澤光一
発表論文飼育形態が特産肉用鶏の肉色及び筋線維特性に及ぼす影響,日本家禽学会誌,35巻秋季大会号,1998.
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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