カンキツ「不知火」のジベレリン処理による生理落果防止

カンキツ「不知火」のジベレリン処理による生理落果防止

タイトルカンキツ「不知火」のジベレリン処理による生理落果防止
要約満開後3~13日にジベレリン25ppmをカンキツ「不知火」の幼果に散布処理することにより、高い生理落果防止効果が得られ、収量が増加する。この落下防止効果は作型、樹勢、樹冠部位に関係しない。熊本県農業研究センター・天草農業研究所
担当機関熊本県農業研究センター 天草農業研究所
連絡先0969-22-4224
区分(部会名)果樹
区分(部会名)九州農業
専門栽培
研究対象果樹類
分類普及
背景・ねらい「不知火」は、露地栽培では収量が少なく、施設栽培では着花・結実が不安定になりやすく、安定生産が難しい。そこで幼果にジベレリン(GA)処理して生理落果防止効果、着果量と収量・品質について調査した。
成果の内容・特徴
  1. 満開後3~13日の「不知火」の幼果にGA25~100ppmを処理することにより、着果率が向上する(表1)。
  2. GA処理による落下防止効果は満開後3~29日では処理時期が早いほど、高い傾向である(表2)。
  3. GA処理による落下防止効果は、作型(露地、施設)、樹勢、樹冠部位に関係なく、認められる。ただし、樹勢の弱い樹では、25ppmで効果がやや劣るが、50ppm以上で十分な効果があり、樹勢が中庸な樹では25ppmでも十分効果がある(表3)。
  4. GA処理により、収穫果数、収量が増加する。1果平均重は無処理より小さくなるが、大玉果の果数は増加する(表4)。
  5. GA処理により、果皮がやや厚くなるが、その他の果実品質への影響は無い(表5)。
成果の活用面・留意点
  1. 使用基準は満開後7~10日に25~50ppmの花(果)房散布である。
  2. 着果過多になった場合は、摘果する。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1997~1998
研究担当者猪原健一、田中雅晃
発表論文`不知火''の着果に及ぼすジベレリンの影響、園芸学会九州支部研究集録、第4号、1996.
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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