八重山地域におけるパインアップルの適正果実の栽培法

八重山地域におけるパインアップルの適正果実の栽培法

タイトル八重山地域におけるパインアップルの適正果実の栽培法
要約八重山地域パインアップルの秋実・自然夏実・春実の収量は,密植するほど増収するが,適正果実を生産するには,平均果重,等級別収量等から総合的にみて,10a当たりの栽植本数は5,500~6,000本,施肥量は標準施肥がよい。
担当機関沖縄県農業試験場 八重山支場 園芸研究室
連絡先09808-2-4067
区分(部会名)九州農業
区分(部会名)果樹
専門栽培
研究対象果樹類
分類普及
背景・ねらいパインアップル「N67-10」は果実が大きく省力多収型の品種である。これまで生産農家では価格が有利な大果生産が行なわれてきたが,大果は果芯も太く加工用として不適である。そこで八重山地域における「N67-10」の耐密植性及び施肥量を検討し,適正な栽植密度,施肥技術を確立して栽培指針策定に供する。
成果の内容・特徴
  1. 10a当たり収量は,標準施肥の秋実,夏実では栽植密度が高いほど増収する(図1)。春実では4,500本植えより5,500本植えの方が増収する(図1)。6,500本植えは出蕾率が低下するために(図2),5,500本植えより収量が減少するが(図1),カーバイド等による花芽誘導処理で解決できる。
  2. 1・2級果の10a当たり収量は,標準施肥の秋実,春実では4,500本植えに比べ5,500本植えと6,500本植えの方が多く、夏実では4,500本植えに比べ6,500本植えの方が多い(図3)。
  3. 施肥量は,標準施肥(12-6-12肥料を春・夏植え1年次100g/本、2・3年次70g/本、4年次35g/本)より3割増肥しても平均果重(図4),10a当たり収量(図1),1・2級果の収量(図3)に差はないが、減肥すると平均果重(図4)及び5,500本/10aでの1・2級果の収量(図3)が若干低下する。
  4. 栽植密度が低いと果実は大きいが(図4),10a当たりの収量は少ない(図1)。
以上の結果,八重山地域におけるパインアップルの適性果実生産に適した栽植密度は,10a当たり5,500本~6,500本植え,施肥量は標準施肥がよい。
成果の活用面・留意点
  1. 八重山地域における「N67-10」の加工用,生果用栽培に適用。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1997~1998
研究担当者比嘉正和、横目久夫
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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