温度変換日数(DTS)法によるポンカンの満開日予測

温度変換日数(DTS)法によるポンカンの満開日予測

タイトル温度変換日数(DTS)法によるポンカンの満開日予測
要約温度変換日数(DTS)法を用いて4月1日を予測実施日とした場合、「吉田ポンカン」の満開日が-2日~+3日の範囲で予測できる。鹿児島県果樹試験場・栽培研究室
担当機関鹿児島県果樹試験場 栽培研究室
連絡先0994-32-0179
区分(部会名)九州農業
区分(部会名)果樹
専門栽培
研究対象果樹類
分類指導
背景・ねらい高品質果実安定生産のためには、気温の変化やその年の生育に対応した的確な栽培管理を行う必要があり、発芽や開花時期を高い精度で予測する技術の確立が求められている。このため、鹿児島県果樹試験場(垂水市)内の過去15年間の「吉田ポンカン」の満開日と気象データを用いて、温度変換日数(DTS)法により「吉田ポンカン」の満開日予測方法を検討した。
成果の内容・特徴パソコン用プログラム「FLOWER1.4」(金野、1987年)で最適感温特性値を求め、パソコン用プログラム「PPGS-A」(金野、1987年)により過去15年間についてさかのぼり、ポンカンの満開日を推定した。更に予測実施日を2月1日、3月1日、4月1日として年次ごとに満開日を推定した。予測実施日までは気象データの実測値を予測実施日以降は平年値を当てはめて計算した。
  1. ポンカンの最適感温特性値は、起算日1月7日、Ea値37.7kJmol-1、平均DTS77.97日である(表1)。
  2. 温度変換日数法により気象データの実測値をあてはめて満開の推定日を計算すると、観測日より1.2日早くなり、誤差の平均は±2.3日となる(表2)
  3. 着花量が少ない年は、温度変換日数法による満開の推定日と観測日の誤差が大きくなる傾向がある。
  4. 4月1日を予測実施日とした場合、気象データの実測値をあてはめて計算した満開の推定日に比べて誤差は大きくなるが、平均気温が平年並みに推移すれば、着花量の少ない年以外では、おおむね-2日~+3日の範囲で推定日が適合する(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 最適感温特性値は、鹿児島県果樹試験場(垂水市)の数値である。
  2. 各地域の満開日の予測を行うには、長期間の生態データを蓄積する必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1998~1998
研究担当者篠原和孝、大倉野寿、藤川和博
発表論文温度変換日数(DTS)法によるポンカンの満開日予測、園芸学会九州支部研究集録、第6号、1998.
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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