年3作体系の施設キュウリ栽培における畦連続利用による省力化

年3作体系の施設キュウリ栽培における畦連続利用による省力化

タイトル年3作体系の施設キュウリ栽培における畦連続利用による省力化
要約年3作体系の施設キュウリ栽培において、2作目からの畦連続利用は毎作畦更新する栽培法に比べ、年間の収量・品質は低下せずに支柱取扱、定植準備作業の省力化と年間の施肥量の減量を可能とする。また畦土壌は下層部まで耕盤が形成されない。佐賀県上場営農センター・畑作・経営研究室
担当機関佐賀県上場営農センター 畑作 経営研究室
連絡先0955-82-1930
区分(部会名)九州農業
専門栽培
研究対象果菜類
分類普及
背景・ねらい年3作体系の施設キュウリ栽培(表1)は、慣行の年2作体系の品質改善策として考案された。しかし、支柱取扱、定植準備作業の回数の増加や悪環境条件下での作業であり、収穫期間が短くなる等の問題があることから普及していない。そこで、年3作体系を普及させるために省力化、収穫期間延長が可能となる栽培法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 畦連続利用では、1作目に1作分の石灰類・堆肥・基肥を施用し、2・3作目には株残さを除去した後、前作の畦にそのまま苗を定植する。(表1)
  2. 畦連続利用では、年間を通じて品質は、低下しない。(表1)
  3. 畦連続利用では、2年目以降2・3作目の生育において収量が低下する場合があるが、追肥回数を増やせば減収しない。(図1)
  4. 10a当たり年間労働時間は、畦更新に対し支柱取扱、基肥施用、作畦作業を省くことにより、約100時間の省力となり、13日程度の収穫期間の延長が可能である。(表1)
  5. 年間の施肥量は、慣行の毎作施肥する場合に比べて2・3作目の基肥を省くため40%程度を減量できる。(表1)
  6. 畦内土壌は、畦更新の場合、畦更新の度に畦面から深さ30cm付近に耕盤が形成されるが、畦連続利用では深さ40cm程度まで耕盤は形成されない。(図2)
成果の活用面・留意点
  1. 畦連続利用では2年目以降2・3作目の生育において、葉色が淡くなったら追肥回数を増やす必要がある。(表2)
  2. 畦連続利用では畦内が乾燥しやすいので、かん水が遅れないようにする。
  3. 本成果の試験は、玄武岩(強粘質)土壌でのみ実施している。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1998~1998
研究担当者浦田丈一、山本平三、中山敏文、中島正明
発表論文野菜試験研究成績概要集(公立)-九州-平成7・8・9・10年度.園芸学会九州支部・九州農業研究59号(成績一部).園芸学会別冊、1998 (投稿中)
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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