アスパラガスの春芽収量に対する株養成の時期別影響

アスパラガスの春芽収量に対する株養成の時期別影響

タイトルアスパラガスの春芽収量に対する株養成の時期別影響
要約アスパラガスの半促成長期どり栽培における春芽の収量は、前年の秋期の貯蔵根糖度が高まる夏秋芽収穫終期から黄化開始期の株養成に大きく影響されるため、この時期の茎葉の同化作用を促すことが重要である。長崎県総合農林試験場・野菜花き部・野菜科
担当機関長崎県総合農林試験場 野菜花き部 野菜科
連絡先0957-26-3330
区分(部会名)九州農業
専門栽培
研究対象葉茎菜類
分類指導
背景・ねらいアスパラガスの春芽の収量は、前年の秋期の株養成が重要であると考えられているが、まだ不明な点も多い。このため、秋期の株養成時期に強制的に地上部の茎葉を刈り取りその後の株養成を妨げることにより、実際に株養成のどの時期が翌年の春芽の収量に影響を及ぼしているのかを検討した。併せて、貯蔵根への糖の蓄積が春芽の収量に及ぼす影響を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 春芽の上物収量は、株の完全黄化期までの株養成(後期全刈り区)を100とした場合、夏秋芽収穫終期までの株養成(早期全刈り区)は30%、黄化開始期までの株養成(中期全刈り区)は82%と少なくなり、前年の株養成を早く妨げたほど収量の低下は著しく、特に収穫本数より1本当たりの重量への影響が大きい。(表1)
  2. 貯蔵根の糖度(ブリックス)は9月までは10%程度でほぼ横ばいに推移したが、それ以降上昇し、春芽の収量との間には高い相関が認められる。(表2、図1)
  3. これらのことから、春芽の収量に対する秋期の株養成の影響は、9月末までの株養成で収量比30%程度、10月初旬から黄化開始の11月上中旬までの期間の株養成が、50%程度、11月上中旬から12月中旬までの期間が20%程度であると推察され、特に夏秋芽収穫終期から黄化開始期に株に損傷を与えず、茎葉の同化作用を促し貯蔵根へ蓄積することが重要である。
成果の活用面・留意点
  1. 台風対策、病害虫防除を徹底する。
具体的データ
図表
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予算区分国庫(地域基幹)
研究期間1997~1998
研究担当者重松武、居村正博
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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