極早生温州の果実品質向上に適した水分管理法

極早生温州の果実品質向上に適した水分管理法

タイトル極早生温州の果実品質向上に適した水分管理法
要約極早生温州の果実品質向上ための土壌水分管理は、果実の肥大を促すために7月下旬(細胞分裂期)までは保水状態(pF2.0程度)とし、糖度を高めるために7月下旬(液胞発達期)以降、特に8月上旬から9月上旬にかけて乾燥状態(pF2.5~2.7程度)とするのが望ましい。熊本県農業研究センター・果樹研究所・常緑果樹部
担当機関熊本県農業研究センター 果樹研究所 常緑果樹部
連絡先0964-32-1723
区分(部会名)九州農業
区分(部会名)果樹
専門栽培
研究対象果樹類
分類普及
背景・ねらい極早生温州の高品質果実を安定的に生産するため、果実の生育ステージに応じた適切な土壌水分管理により、10月上旬で糖度(屈折計示度)10.0度以上、クエン酸1.0%以下を目標とした技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 平成10年は梅雨期の雨量は多かったが、8月上旬から9月上旬にかけて雨量が少なく、平成11年は7月下旬から9月上旬にかけて降雨日数が多く日照時間が少ない条件下にあった(データ略)。
  2. このように気象条件の大きく異なる2カ年の結果を通じて、屈折計示度10.0度以上、クエン酸1.0%以下となったのは、全期間少水分区(A区)、中期少水分区(E区)及び中・後期少水分区(F区)となった(表1、表2)。
  3. 極早生温州の高食味、安定生産のための土壌水分管理は、果実の肥大を促すことも重要であることから7月下旬(細胞分裂期)までは保水状態(pF2.0程度)とし、糖度を高めるために7月下旬(液胞発達期)以降、特に8月上旬から9月上旬にかけて乾燥状態(pF2.5~2.7程度)とするのが望ましい。なお、天候が高温乾燥でpF2.5~2.7より過乾燥になると酸が高まるため、少量の灌水で土壌水分の維持を行う。
成果の活用面・留意点
  1. この成果をシートマルチ栽培に活用する場合は、マルチ栽培指針に基づきシートの下に灌水チューブなどを設置すると、果実の生育ステージと酸の推移などをみながら効率的な灌水ができる。
具体的データ
図表
図表
予算区分助成試験(地域基幹)
研究期間1999~2003
発行年度1999
収録データベース研究成果情報

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