ニンジンの年明けどり高品質栽培のための適品種と株間

ニンジンの年明けどり高品質栽培のための適品種と株間

タイトルニンジンの年明けどり高品質栽培のための適品種と株間
要約夏播きニンジンの年明けどり栽培において、品質劣化が少なく多収でかつM級商品収量の多い品種としては、「紅楽5寸」が最も適しており、株間の間隔は、M級商品収量、上物収量ともに最も多い4cmが適している。長崎県総合農林試験場・野菜花き部・野菜科
担当機関長崎県総合農林試験場 野菜花き部 野菜科
連絡先0957-26-3330
区分(部会名)九州農業
研究対象根菜類
分類普及
背景・ねらいニンジンは長崎県の重要な特産野菜であり、露地野菜の低迷の中で、今後ニンジンを主要な品目として生産拡大と産地育成を図るには、高品質安定生産技術の確立が重要である。そこで、年明けどりをねらった高品質生産のための適品種の選定、栽植距離等栽培法の改善について検討する。
成果の内容・特徴
  1. βカロチン含量と尻詰り等の品質特性は、従来よいとされる「黒田5寸」に比べ、「向陽2号」はやや劣り、「紅楽5寸」はほぼ同等である。裂根率は「向陽2号」が最も少なく、「紅楽5寸」は「黒田5寸」と同等ないしかやや少ない(表1、表2)。
  2. 商品価値が高いとされるM級収量は、「紅楽5寸」が最高で、「黒田5寸」の2倍弱と多収である(表1)。
  3. 上物収量は「紅楽5寸」が530kg/aと最も多く、最も少ない「向陽2号」の1.5倍強の多収性を示す(表1)。
  4. 間引き後の株間距離は、4cm区が最も多収である。品種間では「向陽2号」が多収で、次いで「紅楽5寸」、「黒田5寸」の順である(表3)。
  5. 間引き後の株間距離は、株間が広がるほど根長が長くなり、L級以上の比率が高くなる(表3)。
  6. 株間距離と裂根率の間には、明瞭な関係はないが、「紅楽5寸」では株間が広がるほど裂根率が高くなる(表3)。
  7. 「紅楽5寸」は株間4cmが最も多収であるが、株間が広がるほど上物収量は減少する(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 省力化に向けて間引き作業を軽減するため、シードテープを活用するとよい。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間1998~1999
発行年度1999
収録データベース研究成果情報

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