ウリ科野菜幼苗を使用したワタアブラムシの薬剤感受性検定法

ウリ科野菜幼苗を使用したワタアブラムシの薬剤感受性検定法

タイトルウリ科野菜幼苗を使用したワタアブラムシの薬剤感受性検定法
要約ウリ科野菜幼苗(メロン、スイカ等)を使用した薬剤感受性検定法(幼苗処理法)は、ネオニコチノイド系殺虫剤等、死亡までに時間を要するワタアブラムシ防除剤の検定法に適している。熊本県農業研究センター・農産園芸研究所・病虫部
担当機関熊本県農業研究センター 農産園芸研究所 病虫部
連絡先096-248-6445
区分(部会名)九州農業
専門作物害虫
研究対象果菜類
分類研究
背景・ねらい現在、ワタアブラムシの薬剤抵抗性検定として浜の虫体浸漬法(1987)が利用されている。この方法は速効的な薬剤を対象とし、処理24時間後に感受性を評価するが、48時間以降の死亡率が高くなるため、遅効的な薬剤の評価ができない。近年、ワタアブラムシの防除剤として、死亡するまでに48時間以上を必要とするネオニコチノイド系殺虫剤やピメトロジン剤が使用されている。これらの薬剤を評価するには、72時間以上の観察が可能な新しい検定法の開発が必要である。そこで、ウリ科野菜の幼苗を使用した薬剤感受性検定法(以下、幼苗処理法)について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 検定の手順は、図1に示した。
  2. 無処理区における72時間後の死亡率は低く、ネオニコチノイド系殺虫剤(イミダクロプリド10%水和剤)やピメトロジン水和剤などの遅効的な薬剤の感受性を評価できる(表1、表2)。
  3. 接種した成虫だけでなく、接種成虫が産仔した幼虫に対する薬剤感受性も同時に評価できる(表3)。
  4. DDVP50%乳剤など、速効的な薬剤の感受性も評価できる(表3)。
  5. 試験容器と幼苗を必要とするが、浜の方法に比べ簡便である。
成果の活用面・留意点
  1. ウリ科野菜(メロン、スイカ等)に寄生するワタアブラムシの薬剤感受性を評価できる。
  2. 薬剤感受性の評価は処理72時間後に行う。
  3. 同じウリ科であっても、検定個体群を採集した作物と異なる作物の幼苗を使用すると死亡率が高まるため、必ず採集作物と同一の作物幼苗を使用する。
具体的データ
図表
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予算区分国庫
研究期間1999~1999
発行年度1999
収録データベース研究成果情報

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