乳牛の行動からみたフリーストール牛舎における堆肥の敷料適性

乳牛の行動からみたフリーストール牛舎における堆肥の敷料適性

タイトル乳牛の行動からみたフリーストール牛舎における堆肥の敷料適性
要約フリーストール牛舎における堆肥の敷料適性を乳牛の行動からみると、堆肥敷料は、オガクズ敷料に比べ、ストレスの軽減効果が高く、乳量・乳質に悪影響を与えないことから、オガクズの代替資材として利用できる。佐賀県畜産試験場・大家畜部・乳牛飼料研究室
担当機関佐賀県畜産試験場 大家畜部 乳牛飼料研究室
連絡先0954-45-2030
区分(部会名)九州農業
専門飼育管理
研究対象家畜類
分類指導
背景・ねらい自家生産した余剰堆肥を有効活用する堆肥敷料は、家畜生産コストの削減や糞尿処理問題の改善に貢献し、畜産経営の安定化に役立つと考えられる。
そこで、フリーストール牛舎における堆肥敷料が、乳牛の生産性や行動に及ぼす効果について、家畜行動学的視点から調査し、堆肥の敷料適性について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 敷料の違いによる横臥時間や採食時間に差はないが、反芻時間はオガクズ区と比較して堆肥区で長くなる(表1)。
  2. 反芻行動の約70%は牛床横臥時に行われるが、牛床横臥中の反芻行動も堆肥区で長くなる(表2)。
  3. ストレスの指標行動とされる身繕い、舌遊び、異物舐めは、オガクズ区で多くなる(表1、表2)。
  4. 敷料の違いによる乳量、乳質、および体温、呼吸数に差はない(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 安価な敷料資材の供給が不足する地域において、敷料の使用量および費用を節減する方策として活用できる。
  2. 堆肥は、敷料として利用する場合、ハウス乾燥等により、水分を40%以下に調整する。また、敷料とした堆肥は、繰り返して敷料として利用することを避け、堆肥成分を把握してから、適正な施用量をもって圃場に還元する必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間2000~2003
研究担当者山下大司、大崎浩尚、大坪裕子
発表論文フリーストール・ミルキングパーラーの順応性(フリーストール牛舎における敷料の検討)、佐賀県畜産試験場試験研究成績書、第36号、1999.
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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