夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果

夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果

タイトル夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果
要約搾乳牛に対する夏期の12時間夜間放牧の導入により、牛乳中体細胞数の低下、ならびに、舎内滞在時間帯における排ふん頻度の減少による舎内へのふん尿排泄量の軽減が期待できる。熊本県農業研究センター畜産研究所・大家畜部
担当機関熊本県農業研究センター畜産研究所 大家畜部
連絡先096-248-6433
区分(部会名)九州農業
専門飼育管理
研究対象家畜類
分類研究
背景・ねらい放牧の利用については、近年、遊休農地の活用や粗飼料自給率の向上のため、肉用繁殖牛で中山間地を中心に普及をしている。しかし、搾乳牛については、北海道等の放牧酪農や中国・四国地方での山地酪農において取り組みが見られるが、西南暖地における取り組みはほとんどない。そのような中で、農地の有効利用に加え、暑熱対策の一手法として夜間放牧を搾乳牛に取り入れた場合の生産性やふん尿処理に対する効果について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 7月17日から8月15日の夏期において、バヒアグラス主体草地1.3haに、泌乳中後期のホルスタイン種搾乳牛10頭を12時間の夜間放牧をすると、乾物、TDNおよびCPの養分要求量を充足させることができる(図1)。
  2. 乳量が25kg以下の牛群では、放牧により乳量の低下がみられない(図2)。
  3. 乳脂率および乳蛋白質率は放牧をしても変化せず、体細胞数が低下する傾向がみられる(表1)。
  4. 12時間夜間放牧では、終日舎内飼養に比べ、舎内にいる時間帯の排ふん頻度が約4ポイント少なくなる(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 夜間放牧により、体細胞数の減少および牛舎内での排ふん尿量の減少によるふん尿処理コストの軽減が期待できる。
  2. 放牧時における舎内給与TMRの養分濃度や飼料組成等について検討が必要である。
具体的データ
図表
図表
図表
図表
予算区分県単
研究期間2000~2003
研究担当者稲田司、猪野敬一郎、森崎征夫
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat