トラップによるイチモンジセセリ成虫の効率的捕獲法

トラップによるイチモンジセセリ成虫の効率的捕獲法

タイトルトラップによるイチモンジセセリ成虫の効率的捕獲法
要約芳香剤を利用したイチモンジセセリ成虫捕獲器と粘着板トラップは誘殺効率が高く、発生消長調査に活用できる。長崎県総合農林試験場・環境部・病害虫科
担当機関長崎県総合農林試験場 環境部 病害虫科
連絡先0957-26-3330
区分(部会名)九州農業
専門作物虫害
研究対象稲類
分類指導
背景・ねらいイネの重要害虫であるイチモンジセセリの防除要否および防除時期を予察するため、本種の発生予察法を改善する。本試験では、トラップの種類による成虫誘殺量の違いを調査し、本種成虫の発生消長調査に活用できるトラップを明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 芳香剤(小林製薬製:ローズの香り)入りの捕獲器(図2右:青色、藤原製作所製)は、イチモンジセセリ成虫をよく誘殺する(図1中、下)。
  2. 芳香剤を取り付けた粘着板トラップ(図2左:青色・黄色片面粘着板トラップ、20×20cm板)は、芳香剤入りの捕獲器と同等の誘殺効果がある(図1中、下)。
  3. 粘着板トラップの設置位置は高位(地上約1m)よりも低位(同約80cm)で誘殺効率が高く、トラップの色は青色より黄色の方が誘殺効率が高い(図1上、中、下)。
  4. 芳香剤を入れた捕獲器および粘着板トラップにより、本種成虫の発生消長をつかむことができる。
成果の活用面・留意点
  1. 芳香剤の有効期間は1ヶ月程度であり、1ヶ月間隔で取り替える必要がある。
  2. 類似種のチャバネセセリ、オオチャバネセセリが誘殺されるので、本種との区別に注意する必要がある。3種の識別は、後翅の白斑の特徴による。
    イチモンジセセリ:
    後翅の白斑が明瞭で、規則正しく1列に並ぶ
    チャバネセセリ:
    後翅の白斑がかなり微小である
    オオチャバネセセリ:
    後翅の白斑が明瞭だが、規則正しく並ばず、交互にずれる
具体的データ
図表
図表
予算区分助成試験(植物防疫)
研究期間2000~2000
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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