視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発

視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発

タイトル視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発
要約雄成虫はフェロモンに誘引され、視覚で交尾相手を認識しすることが示された。そこで視覚刺激を考慮した剤に性フェロモン剤と殺虫剤を含侵させた剤(BB剤)を作成し、検討した結果、効果や散布の容易さで従来の剤と比較して優れた剤であることがわかった。沖縄県農業試験場・病虫部・害虫研究室
担当機関沖縄県農業試験場 病虫部 害虫研究室
連絡先098-884-9907
区分(部会名)九州農業
専門作物虫害
研究対象かんしょ
分類研究
背景・ねらい現在、アリモドキゾウムシのフェロモン剤の基材はミバエ類の防除に用いたテックス板(45×45×9mm)が使用されている。テックス板は高価な上に散布労力や航空防除には経費がかさむため、価格が安く、散布が楽な剤が求められている。これまでの一連の研究からアリモドキゾウムシ雄成虫はフェロモンに誘引され、視覚で交尾相手を認識しすることが示された。そこで視覚刺激(濃紺に着色した球状の剤型)を付加した小粒の性フェロモン剤(BlackBall剤、略してBB剤)(図1)を作成し、その防除効果を室内試験と野外試験で検討した。
成果の内容・特徴
  1. フェロモン及び殺虫剤を含浸させる基材はミラクレー(焼き固めた土)を用いて作り、直径2mmの球形とする。雄成虫は紺色もしくは黒に着色した基材によく反応した(図2)。
  2. 基材への含浸量は合成性フェロモン量が0.1mg、殺虫剤はMEP2.Omgが適当と考えられる。
  3. 本島中部(西原町、宜野湾市、中城村)、津堅島、読谷の3地域でBB剤(1000個/10a)と同価格のテックス板(16枚/10a)、無処理をそれぞれに各3圃場設け、粘着トラップ設置し誘殺虫数を数えた。処理後の誘殺虫数はBB剤区、次いでテックス板区で、BB剤区無処理区の有意差が認められた(図3、図4、図5)。読谷村でつなぎ雌の交尾率調査結果でも同様に有意に減少した(図6)。
  4. BB剤の散布はトラップ誘殺数、交尾率とも減少し、散布が容易であることから従来の剤と比較して優れた剤であると考えられた。
成果の活用面・留意点
  1. 農薬登録されれば防除剤として使用できる。
具体的データ
図表
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予算区分県単
研究期間2000~2003
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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