サトウキビ酢のラジカル消去能とヒスタミン含量

サトウキビ酢のラジカル消去能とヒスタミン含量

タイトルサトウキビ酢のラジカル消去能とヒスタミン含量
要約サトウキビ酢は、供試した市販醸造酢のなかでは強いラジカル消去能を有しており、活性成分は、ポリフェノールの多い画分だけでなく、少ない画分にも存在する。血流改善効果のあるヒスタミン含量は少ない。九州農業試験場・畑地利用部・畑作物変換利用研究室(九州沖縄農業研究センター畑作研究部畑作物変換利用研究室)
担当機関九州農業試験場 畑地利用部 畑作物変換利用研究室(九州沖縄農業研究センター畑作研究部畑作物変換利用研究室)
連絡先0986-22-1506
区分(部会名)食品
区分(部会名)九州農業
専門加工利用
研究対象工芸作物類
分類研究
背景・ねらい沖縄・南西諸島の基幹作物であるサトウキビは、収益性が停滞し、作付面積も年々減少している。サトウキビの生産振興に必要な新需要促進の一環として、生産されているサトウキビ酢についてその機能性をラジカル消去能、総ポリフェノール含量、ヒスタミン含量を市販醸造酢と比較する。
成果の内容・特徴
  1. 供試した14種の酢の中では、5種の酢が強いラジカル消去能(フリーラジカルにより引き起こされる老化や生活習慣病の予防に関与する食品機能)を示し、中でもサトウキビ酢は最も強い活性を有する(図1)。
  2. サトウキビ酢のラジカル消去活性成分は、アンバーライトXAD2000カラムクロマトグラフィーにより、メタノール濃度40%(ポリフェノールの少ない画分)、60~80%の画分(ポリフェノールの多い画分)に存在する(図2)。
  3. サトウキビ酢の総ポリフェノール含量は、米から醸造された黒酢と同程度である(表1)。
  4. 黒酢の血流改善成分として知られているヒスタミンは、米酢(黒酢)および大麦穀物酢(黒酢)では含量が高いが、サトウキビ酢では少ない(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. サトウキビ酢は機能性食品素材として期待できる。
  2. これらの成果は動物実験及び臨床試験を実施する際の基礎的資料として活用できる。
具体的データ
図表
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予算区分転作作物
研究期間2000~2001
研究担当者さとうきび育種研究室)、奥野成倫(畑地利用部、吉元誠、杉本明(作物開発部、畑作物変換利用研究室)、和田浩二(琉球大学農学部)
発表論文サトウキビ酢の抗変異原性など機能性、九州農業研究発表会(平成12年度)、要旨集p.16(2000).
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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