極早生温州ミカン「豊福早生」、「肥のあけぼの」の加温ハウス栽培技術

極早生温州ミカン「豊福早生」、「肥のあけぼの」の加温ハウス栽培技術

タイトル極早生温州ミカン「豊福早生」、「肥のあけぼの」の加温ハウス栽培技術
要約極早生温州ミカン「豊福早生」、「肥のあけぼの」の加温ハウス栽培は、根域の土壌が乾燥する条件を整えることにより、糖度12度程度の高品質果実が生産され、既存の早生温州より収穫までの暖房期間が短縮され、省資材化につながる。
キーワード極早生温州、加温栽培、「豊福早生」、「肥のあけぼの」
担当機関熊本農研セ果樹研 常緑果樹部
区分(部会名)九州沖縄農業
分類技術、参考
背景・ねらい極早生温州の加温ハウス栽培は、早熟なことから暖房経費が節約される反面、品質や樹勢の低下が著しいため、栽培面積は減少している。そこで、極早生温州「豊福早生」、「肥のあけぼの」を加温ハウス栽培へ導入し、適応性を見極めるとともに、「豊福早生」加温ハウス栽培における土壌乾燥程度と着花、品質との関係を解明する。
成果の内容・特徴
  1. 「肥のあけぼの」は「宮川早生」に比べ発芽、満開が若干遅れる(表1)。
  2. 「肥のあけぼの」が「宮川早生」に比べ新梢の発生数が多く、花はやや少ないものの有葉花が多い傾向にあるため着果性が良く、生理落果後の着果数はほぼ変わらない(表2)。
  3. 根域が浅い条件では過乾燥状態となり、落葉が見られるが(データ省略)、新梢の発生には根域制限による差はなく、中程度の乾燥状態にある樹冠下根域で着花(果)量が多い(表2)。
  4. 熟期は、「宮川早生」に比べ「肥のあけぼの」が3週間以上早くなり品質も優れるが、浮き皮が発生しやすい(表1、表3)。「豊福早生」は、加温を3週間以上遅らせても「宮川早生」と同時期かそれ以前に収穫でき、果実品質も乾燥しやすい条件が整えば良好であるが、浮き皮は発生しやすい(表3)。
  5. 「豊福早生」で通常より加温が遅れたのは(表1)枝挿し法で花芽が確認ができなかったためであるが(データ省略)、収穫後発生した新梢が充実した後に、ある程度の乾燥ストレスを期間十分に付与させることにより、着花(果)は十分確保できる。
成果の活用面・留意点
  1. 加温日の設定はより注意深く行う必要がある。
  2. 水分コントロールがしやすいほ場以外では、着花(果)が悪くなるおそれがある。
  3. 加温栽培における「豊福早生」、「肥のあけぼの」は浮き皮が発生しやすい。
具体的データ
図表
図表
図表
予算区分県単
研究期間1996~2000
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat