米糠混和・太陽熱併用処理によるメボウキ立枯れ症とネコブセンチュウ防除

米糠混和・太陽熱併用処理によるメボウキ立枯れ症とネコブセンチュウ防除

タイトル米糠混和・太陽熱併用処理によるメボウキ立枯れ症とネコブセンチュウ防除
要約バジル(メボウキ)の立枯およびネコブセンチュウ病に対して米糠混和と太陽熱処理を併用処理することで被害が大幅に軽減される。
キーワードFusarium oxysporum、米糠、ネコブセンチュウ、太陽熱処理
担当機関沖縄農試 病虫部 病理研究室
区分(部会名)九州沖縄農業
分類技術、普及
背景・ねらいメボウキ立枯症は、原因究明を行った結果、F.oxysporum f.sp.basilicumによって引き起こされる土壌病害であることが判明した。また発生地ではネコブセンチュウによる葉の黄化症状が深刻な問題となっており、複合的に被害を与えている。これまで発生圃場では土壌消毒や太陽熱処理が行われてきたが、安定した防除効果が得られていない。そこで、有機物(米糠)混和および太陽熱処理の併用処理による本病害に対する効果について実証する。
成果の内容・特徴
  1. 立枯症は、無処理区での発病株率が34.4%,米糠混和区では29.9%,D-D区では7.1%,米糠混和・太陽熱併用区(以後、併用処理区)では3.5%である。本区は発病株率が無処理区の約10分の1,D-D区の約半分と高い防除効果が認められる(図1)。
  2. ネコブ指数はオキサミル粒剤区で77.5%、米糠区で52.3%、併用区で25%、D-D区で5.5%であった。また株の黄化症状が改善された(表1)。また併用区ではネコブ指数は低いとはいえないが、株の黄化症状が改善されたことから有効な方法である。
  3. 葉の大きさは、米糠混和区、併用処理区で有意差が認められた。併用処理区では葉が長・幅とも大きくなったが米糠単独区では逆に小さくなった(表2)。葉の大きさは両処理を組み合わせることで大きくなったことから肥培効果の面からも有効である。
  4. 以上の結果から、有機物混和(耕種的)および太陽熱処理(物理的)を組み合わせた防除法は立枯症に対して非常に効果が高い。
成果の活用面・留意点
  1. 米糠混和・太陽熱併用処理の方法:耕耘(米糠混和)→うね立て→潅水チューブ設置→ビニール被覆→十分な潅水→太陽熱による土壌消毒→ビニールをはがす→定植
  2. 7~9月に処理を行う。
  3. 摂氏40度の積算日数が10日以上になるまで処理を行う。
  4. 処理後、耕耘等により土壌を動かさない。
具体的データ
図表
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予算区分国庫
研究期間2000~2002
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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