水稲栽培における被覆尿素肥料の重量減少率による窒素溶出率の推定

水稲栽培における被覆尿素肥料の重量減少率による窒素溶出率の推定

タイトル水稲栽培における被覆尿素肥料の重量減少率による窒素溶出率の推定
要約水稲栽培下で被覆尿素肥料の重量減少率と窒素溶出率には高い正の相関があり、埋め込んだ被覆尿素肥料の乾燥重量を秤量することで、簡易に窒素溶出率を把握できる。
キーワード被覆尿素肥料、水稲、窒素溶出率、重量減少率
担当機関宮崎総農試 環境部 土壌肥料科
区分(部会名)九州沖縄農業
分類技術、参考
背景・ねらい水稲栽培において、効率的な施肥法として被覆尿素肥料を用いた全量基肥施肥法が普及しているが、天候により窒素溶出パターンが一定でなく生産の不安定要因の一つとなっている。このことを解消するには窒素溶出率を的確に把握することが不可欠である。そこで、簡易に窒素溶出率を測定できる方法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 重量測定は、被覆尿素肥料2gをお茶パックに入れ作土に埋め込み、抜取り後洗浄し摂氏105度で4~5時間乾燥後測定する。
  2. 重量減少率は、被覆材料の重量として現物1g当たりT社肥料は0.13g、M社肥料は0.11g差し引いて計算を行なう。
  3. 早期水稲および普通期水稲においてそれぞれリニア型の40日から100日タイプまでの3種類とシグモイド型の80日から120日タイプまでの4~5種類の被覆尿素肥料(T社、M社)を用いて窒素溶出率と重量について検討すると、窒素溶出率と肥料の重量減少率はほぼ同じ値であり、その推移は同様のパターンを示す(図1、図2)。
  4. 被覆尿素肥料の重量減少率(X)と窒素溶出率(Y)には、早期水稲でY=1.011X‐0.038(R2=0.989)、普通期水稲でY=0.991X‐0.271(R2=0.995)と高い正の相関がある(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 上記2社のみの成果であり、他社製品については未検討。
  2. 細粒灰色低地土での結果である。
具体的データ
図表
図表
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予算区分受託試験
研究期間2001~2001
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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