卵数を指標とした茶樹のクワシロカイガラムシ抵抗性検定法

卵数を指標とした茶樹のクワシロカイガラムシ抵抗性検定法

タイトル卵数を指標とした茶樹のクワシロカイガラムシ抵抗性検定法
要約チャの苗に寄生させたクワシロカイガラムシが産卵を開始した時期における産卵数と発育段階第3期以上の卵巣卵数の合計値には品種間差がある。この合計値を対照品種と相対比較することで、クワシロカイガラムシ抵抗性を検定できる。
キーワードチャ、クワシロカイガラムシ、品種間差、抵抗性検定法、耐虫性
担当機関宮崎総農試 茶業支場 育種科
連絡先0983-27-0355
区分(部会名)野菜茶業
区分(部会名)九州沖縄農業
分類科学、参考
背景・ねらいクワシロカイガラムシはチャの難防除重要害虫であり、その被害は全国に広がっている。これまでに圃場での寄生密度は品種間で異なることが知られていたが、抵抗性検定法が確立していないため、クワシロカイガラムシ抵抗性品種を育成する上で障壁となっている。そこで、選抜に不可欠な抵抗性検定法を確立する。
成果の内容・特徴1.
チャの苗に寄生させたクワシロカイガラムシの産卵開始期における産卵数と発育段階第3期以上の卵巣卵数の合計値は、品種間で異なることから、この値を対照品種と相対比較する方法で、クワシロカイガラムシ抵抗性を評価できる(表1、図1)。
2.
幼虫放飼から産卵開始までの発育期間は、25.5℃、14L-10D条件の時、感受性品種に比べて抵抗性品種で2.5~5.0日延長する(表2)。また、卵期間は約10日間であるので、抵抗性品種上の雌成虫が産卵を開始する時期(放飼42~45日後)が調査時期として適当である。
3.
本検定法は、一度に50系統程度を検定することができる。また、調査個体は70%エタノール溶液中に保存が可能で、卵数の調査時期を限定されないため実用的である。
成果の活用面・留意点1.
チャ品種・系統のクワシロカイガラムシ抵抗性を検定・評価することにより、系統選抜や品種選定、交配親の決定に活用できる。
2.
検定に供試するチャ苗は、挿し木繁殖した1~2年生の健苗を用いる。
具体的データ
図表
図表
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予算区分指定試験(1)、国補(2)
研究期間1998~2002
研究担当者古野鶴吉、水田隆史、長友博文
発表論文1)水田(2002)第46回応動昆(講要):135.
発行年度2002
収録データベース研究成果情報

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