ばれいしょマイクロチューバーを種いもとする圃場栽培での特性

ばれいしょマイクロチューバーを種いもとする圃場栽培での特性

タイトルばれいしょマイクロチューバーを種いもとする圃場栽培での特性
要約ばれいしょマイクロチューバー(MT)を種いもとする圃場栽培では、通常栽培に比べ生育が2週間程度遅延するが、最終的に80%程度の収量が得られる。また、MT栽培では上いも一個重および塊茎の二次生長発生程度に通常栽培と異なる大きな品種間差異が存在する。
キーワードばれいしょ、マイクロチューバー、圃場栽培、品種間差異
担当機関(独)農業技術研究機構 北海道農業研究センター 畑作研究部 ばれいしょ育種研究室
連絡先0155-62-9272
区分(部会名)作物
分類技術、参考
背景・ねらいばれいしょは種いもを利用する栄養系繁殖作物であるが、種苗の増殖率が低いため需要変化に対応することが難しく、また種いもを介して伝染するウイルス病などの防除に労力を要する。解決策として、培養器内で無病塊茎を大量増殖して得られるMTの利用が考えられるが、MT栽培では生育の遅延および低生産性などの問題がある。本研究では、国内外主要品種を用いMTを種いもとする圃場栽培での各ばれいしょ品種系統の生育特性を明らかすることを目的とする。
成果の内容・特徴1.
MT栽培は通常栽培に比べ萌芽期は数日早いがその後の生育は遅延し、開花期は2週間程度遅れ、黄変期は1週間程度遅れる(表1)。
2.
通常栽培と同一の耕種管理の下では、MT栽培の平均収量は通常栽培の約8割程度であるが(表1)、農林1号およびアイノアカは通常栽培と遜色ない収量性を示す(図1)。
3.
MT栽培の上いも一個重は通常栽培と相関が低く小さくなりやすいが、ホッカイコガネおよびEarly Rose ではわずかに大きくなる(図2)。
4.
MT栽培では通常栽培に比べ塊茎の二次生長が発生しやすく(表1)、上いも一個重の大きい品種において多発しやすい傾向があるが、アイノアカでは上いも一個重が比較的大きく二次生長が少ない(図3,4)。
成果の活用面・留意点1.
機能性に優れた新規ごま加工食品の開発に利用できる。
2.
国産ごまによる特産品開発に活用できる。
具体的データ
MT栽培の通常栽培に対する上いも収量比
MT栽培および通常栽培の上いも一個重の関係
MT栽培における各品種系統の上いも一個重(g)
MT栽培における各品種系統の塊茎の二次生長程度
予算区分委託プロ
研究期間1999~2001
研究担当者高田明子、小林 晃、森 元幸、津田昌吾
発表論文(1)津田ら(2000)北海道談話会会報40:51-52.
(2)津田ら(2000)Abstracts of symposium of the international society for tropical root crops
(3)津田ら(2001)日本作物学会講演要旨70:40-41.
(1)津田ら(2000)北海道談話会会報40:51-52.
(2)津田ら(2000)Abstracts of symposium of the international society for tropical root crops
(3)津田ら(2001)日本作物学会講演要旨70:40-41.
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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