環境便益の評価に関するサーベイ――公益的機能を中心として――

環境便益の評価に関するサーベイ――公益的機能を中心として――

タイトル環境便益の評価に関するサーベイ――公益的機能を中心として――
要約農業・農村の有する外部経済に関する経済学的評価手法の現状と課題について検討し、現在までの到達水準と今後の課題を明らかにした。
担当機関農業総合研究所 農業構造部 地域
連絡先03-3910-3946
区分(部会名)農業経済
区分(部会名)農林水産政策
専門経済政策
分類研究
背景・ねらい農林業・農林地のもつ多面的機能の重要性が主張されて久しいが、
これらの機能を社会科学的に、体系的に整理し、評価手法との関連
で論じた文献は少ない。
本研究は、これまでの農林業・農林地のもたらすプラスとマイナス
、および内部効果と外部効果について各機能を分類して評価対象に
ふさわしい評価手法を検討し、今後の研究方向を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 機能分類
    次の2点を考慮して、
    表1 に農業・農村の機能をまとめた。また、各機能に関するこれまでの
    研究事例から評価額一覧を作成した。
    • 機能の階層構造
      従来の農林業・農林地のもつ多面的機能は、その階層構造があまり
      考慮されてこなかった。そこで、各種機能について階層構造を考慮
      した。
    • 内部(不)経済効果と外部(不)経済効果
      農業所得等を構成する内部経済効果、農林地のもつ公益性のような
      外部経済効果、地力収奪のような内部不経済効果、および水質汚染
      源としての外部不経済効果などの事例を挙げて、機能分類を行った
  2. 環境便益に関する評価手法の検討
    • 様々の環境が地代に影響を与えている場合には、ヘドニック法が有
      効。
    • 個々の自然的事象が影響を与えている場合には、代替法が有効。
    • 特定の社会経済的、文化的事象を対象とする場合には、コンティン
      ジェント評価法が有効。
    • 特定の保健・休養地の評価には、トラベルコスト法が有効。
成果の活用面・留意点中山間地域の公益性評価などに、これらの手法が使用される場合、
評価対象や手法の有効性と前提条件を考慮して用いることが重要で
ある。
具体的データ
表1
予算区分特別研究(地域資源)
研究期間1993~1996
発表論文環境便益の評価に関するサーベイ─公益的機能を中心として─、農総研季報、No.19、1993
発行年度1993
収録データベース研究成果情報

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