第2複葉展開期挿し苗育苗によるイチゴ萎黄病伝染防止法の主要品種への適用

第2複葉展開期挿し苗育苗によるイチゴ萎黄病伝染防止法の主要品種への適用

タイトル第2複葉展開期挿し苗育苗によるイチゴ萎黄病伝染防止法の主要品種への適用
要約イチゴ萎黄病のランナー伝染を回避するためにランナー先端部が第2複葉展開期に達した時点で採苗し,挿し苗育苗する方法は,イチゴ品種の「女峰」,「さちのか」,「とちおとめ」に利用できる。
担当機関香川県農業試験場 病害虫担当
連絡先087-889-1121
区分(部会名)四国農業
専門作物病害
研究対象果菜類
分類普及
背景・ねらい
イチゴ萎黄病の親株からの子株への伝染は,親株から出たランナー内の導管を通じて起こる。この伝染を薬剤では防止できないが,「女峰」についてランナー先端部が第2複葉期に達した時点で採苗し,挿し苗育苗することで伝染を防止することができる(四国農業の新技術,第6号,77-81.1996)。本採苗・育苗法を利用したイチゴ萎黄病の伝染回避についてイチゴの品種別に適応性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 親株より発生したランナー先端部が第2複葉展開期に達した時点で親株から切り離し,挿し苗育苗することで,子苗の萎黄病の発病をほぼ完全に防止できる。この伝染防止技術はイチゴ品種の「女峰」,「さちのか」,「とちおとめ」で利用可能である(表1)。
  2. 特に親株に萎黄病の病徴が発現する5月初め以前の採苗では,ランナー内に病原菌は存在せず,より確実に親株からの伝染を回避できる(表1,図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 夏期の高温時に挿し苗育苗を行うには,ミスト灌水を行うなど発根,活着までの管理に注意を要する。
  2. 萎黄病に弱い品種である「宝交早生」では,急激な病徴の進展によって,親株からランナーがほとんど発生しない。

具体的データ
表1
図1
予算区分国補(地域基幹)
研究期間2000~2003
研究担当者十河和博、鐘江保忠、森 充隆
発表論文なし
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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