ギムノデニウム・ミキモトイ赤潮の短期発生予察

ギムノデニウム・ミキモトイ赤潮の短期発生予察

タイトルギムノデニウム・ミキモトイ赤潮の短期発生予察
担当機関大分県海洋水産研究センター 養殖環境部 宮村和良
連絡先0972-32-2155
区分(部会名)水産
背景・ねらいねらい・目的:
大分県豊後水道沿岸ではギムノデニウム・ミキモトイ(以後G.ミキモトイ)による赤潮が度々発生し、甚大な漁業被害が報告されている。魚類養殖等における本種赤潮の被害防止策としては赤潮発生初期の餌止め、筏の避難等があげられるが、本種の赤潮は発生初期に中層で形成される為、通常の調査では確認が難しく、対応が遅れがちであった。本研究は、赤潮初期に中層で増殖するG.ミキモトイの濃密度層を効率よく発見し、G.ミキモトイ赤潮の発生を短期的に予察したものである。
成果の特徴:
  1. 赤潮初期に中層で確認されるG.ミキモトイの濃密度層は鉛直クロロフィルa量を測定することによって、その層を現場で簡単に特定することが可能であった。(図1参照)
  2. G.ミキモトイ濃密度層は、厚さ1m未満であり、水深2.5m~12mで形成された。細胞数は205~3750cells/mlの範囲であった。
  3. 中層で濃密度層が確認された後、3~12日後に赤潮が確認された。(図2参照)
  4. 平成13~15年度には10件のG.ミキモトイによる赤潮が報告され、内7件で赤潮初期の中層域での濃密度層をモニタリングでき、赤潮になる前の段階で注意・警報を漁業者に通報することができた。(図3参照)
成果の活用面・留意点赤潮初期の濃密度層を特定することによって、G.ミキモトイ赤潮の短期発生予察が可能であり、赤潮初期の迅速な対応によって赤潮被害の軽減に役立つと考えられる。
具体的データ
図表
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発行年度2003
収録データベース研究成果情報

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