ガザミ標識放流調査

ガザミ標識放流調査

タイトルガザミ標識放流調査
担当機関大分県海洋水産研究センター 浅海研究所
連絡先0978-22-2405
区分(部会名)水産
背景・ねらい大分県周防灘海域では、平成15年よりガザミの資源管理計画策定のための調査を行っている。初年度はガザミの移動範囲を把握することにより資源管理の範囲、つまり漁協支店ごとに行うべきか、周防灘全体で行うべきかを判断するために、この調査を行った。
成果の内容・特徴
  • 平成15年6月~11月の毎月、大分県周防灘海域の宇佐市長洲地先で漁獲サイズ(全甲幅約15㎝)のガザミ(計,310尾)の標識放流を行った。
  • 標識方法は同一個体に対して、甲の表面にペンキで「OT-番号」と記述する方法と、鋏脚の可動肢を切除する方法を併用した。しかしその後の飼育試験から鋏脚の一部切除は再生が容易であることが判明し、また目立たないことから、標識方法としては適当でないと推定された。
  • 再捕報告は273件、再捕率は20.8%であった。ペンキ標識は脱皮するまでの短期間しか有効でないことを考えると、ガザミの漁獲圧は他の魚種に比べて強いと推定された。(表1)
  • 再捕報告を漁業種類別に見ると、かにかごが82.4%で最も多く、次いで刺網(11.7%)、小型底びき網(4.8%)、定置網(1.1%)の順であった。(図1)
  • 再捕された海域は周防灘大分県海域のほぼ全域にわたっており、福岡県での再捕報告も6例あった。このことからガザミの移動範囲は広く、資源管理の取り組みは漁協支店ごとでは効果が少なく、より広域での取り組みが必要であると推定された。また再捕報告を見ると、西方向よりも東方向に移動する個体が多かった。(図2)
成果の活用面・留意点調査結果はガザミの資源管理方策について協議する「豊前海域がざみ漁業者協議会」等で報告した。ガザミの移動範囲が広いということは資源管理も広域的に実施する必要があるということであり、資源管理方策作成のための重要なデータとなる。
具体的データ
図表
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予算区分井本有治
研究期間2003~2004
研究担当者井本有治
発行年度2004
収録データベース研究成果情報

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