板びき網漁業における大型クラゲの分離・排出技術の開発

板びき網漁業における大型クラゲの分離・排出技術の開発

タイトル板びき網漁業における大型クラゲの分離・排出技術の開発
担当機関新潟県水産海洋研究所 - 漁業課
連絡先025-261-2043
区分(部会名)水産
専門漁業生産技術
研究対象その他・該当なし
分類普及
背景・ねらい
 日本海に大量出現している大型クラゲは底曳網(板びき網)に大量入網し操業時間の増大、漁具の破損、漁獲物の鮮度低下などの漁業被害をもたらしている。操業の大きな支障となっている大型クラゲの混獲を防ぐため、有用な漁獲物を逃がさないようにしながら、大型クラゲだけを網の外へ排出できる構造をもつ板曳網漁具の開発を行う。

成果の内容・特徴
1 改良部分は通常使用している板びき網の身網と袋網の間に取付けて使用する。

2 仕切網には直径3mmのポリエチレン製ロープを1辺30cmの角目に編んだものと、縦30cm×横18cmの長方形に編んだものを使用した。

3 ゴミ類による仕切網の目詰まりを防ぐため、大型クラゲを網の下部から排出する方式を採用した。

4 仕切網には水平部分を設けている。これによってクラゲのスムーズな排出と、有用魚がすぐに排出されてしまうのを防いでいる。

5 通常の操業と同様に作業性を確保しながら、重量比で9割の大型クラゲを排出することができた。

6 排出部の網口高さを20cm以内にすることで、有用魚の排出重量を1割程度に抑えることができた。

成果の活用面・留意点
1 大型クラゲを船上に水揚する量が減少し、労力の軽減が図られる。

2 入網する大型クラゲの大きさによって仕切網の目合を選択する必要がある。

3 漁具の大きさや詳細な仕様については実際に使用している漁具に合わせて作成する。

4 網の下部から排出する方式の場合、ヒラメ・カレイ類が排出される割合が高くなる傾向がある。このため、網の上部から排出する方式についても試験を実施している。


具体的データ
図表 <a href="/media/chart/0000617702/0000062662" class="icon_pdf">PDFファイル</a>
予算区分公募(農林水産省 「先端技術を活用した農林水産高度化事業」)
研究期間2004~2006
研究担当者河村智志
発表論文漁具改良マニュアル ; -大型クラゲ対策のために- 第3版 (2006)
発行年度2006
収録データベース研究成果情報

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