アゲマキ種苗の大量生産技術開発に関する研究

アゲマキ種苗の大量生産技術開発に関する研究

タイトルアゲマキ種苗の大量生産技術開発に関する研究
担当機関佐賀県有明水産振興センター 資源研究担当
区分(部会名)水産
専門飼育環境
研究対象他の二枚貝
分類研究
背景・ねらい
有明海の特産貝類であるアゲマキは、昭和60年代には約400t以上漁獲量をされていたが、平成元年から急激に減少し、平成6年以降漁獲できない状況が続き、資源回復が緊急の課題となった。そこで、母貝団地を造成し再生産による資源回復策を検討するため放流用アゲマキの種苗生産に関する試験研究に取り組んだ。

成果の内容・特徴9月下旬から10月上旬に成熟した母貝を用いて産卵させた。孵化した浮遊幼生(殻長130μm)で回収し、餌料としてPavlova lutheriとChaetoceros gracilisを与え飼育を開始した。約1週間後、幼生が殻長約200μm成長した段階で、底に泥を張った水槽に移し着底を促進した。浮遊幼生飼育時の生残率は約90%であった。着底稚貝飼育は、飼育初期は泥の厚さが2cmの水槽で飼育し、着底稚貝が殻長2mmに成長したとき泥の厚さを5cmと厚くした。以降、平均殻長10mmになる翌年4月まで潜孔させた状態で飼育をした。この間、投餌、換水ともに週3回の頻度で行い、餌料はC.gracilisを与え、換水は飼育水の70%行った。平均殻長10mmサイズで約10万個(生産密度約2,000個/m3)生産できる技術が開発でき、着底稚貝の平均殻長200μmから平均殻長10mmまで生残率は約25%であった。

成果の活用面・留意点
・当センターで開発した着底稚貝飼育技術を関係団体等へ普及。
・アゲマキ稚貝を、干潟海域に効果的に放流する技術を開発。


具体的データ
図表 <a href="/media/chart/0000617872/0000062902" class="icon_pdf">PDFファイル</a>
予算区分県単
研究期間2001~2008
研究担当者津城啓子
発表論文佐賀県有明水産振興センター研究報告第22号
発行年度2007
収録データベース研究成果情報

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