卓上式ビデオプランクトンレコーダー(B-VPR)によるプランクトン試料の測定

卓上式ビデオプランクトンレコーダー(B-VPR)によるプランクトン試料の測定

タイトル卓上式ビデオプランクトンレコーダー(B-VPR)によるプランクトン試料の測定
担当機関(独)水産総合研究センター 中央水産研究所 海洋生産部 物質循環研究室
区分(部会名)水産
専門生物生産
研究対象動物プランクトン
分類研究
背景・ねらい
資源変動予測や加入量予測の精度向上,また環境変動および小型浮魚類の資源変動との関係を解析するためには魚類の直接の餌料である動物プランクトン,特にカイアシ類の現存量データセットが不可欠である.しかし黒潮周辺海域においてカイアシ類のサイズ別現存量の分布・変動様式が解析可能な系統的かつ均質なデータは少ない.卓上式ビデオプランクトンレコーダーを基本としたシステムにより,カイアシ類のサイズ別現存量を迅速・簡便に計測し,データセットを継続的に提供することを目的とした.
成果の内容・特徴1)卓上式ビデオプランクトンレコーダー(Bench-top VPR; B-VPR)をベースとした計測システムを完成させた(図1).専門の知識の有無によらず、1検体90分程度で正確にカイアシ類の計数・計測が可能となった。これは従来の顕微鏡観察による計測の数倍から数10倍の労力と時間の軽減となる。
2)画像データからカイアシ類の正確な個体数ならびにサイズに換算する式を作成し,顕微鏡計測結果と比較した.通常使用される0.3mm目合で採集されるカイアシ類(PL>0.5mm)について従来の顕微鏡計測と同様の結果が得られた(図2).
3)中央水研で保存されている1960年代からのプランクトン試料の解析を開始した(図3)。2008年11月現在150万枚のカイアシ類画像を取得している。
成果の活用面・留意点
1)餌料として重要なカイアシ類のサイズ別現存量データのデータセットを提供することで予測モデル精度向上や資源評価事業に貢献する.
2)計測時間短縮および省力化に不可欠な画像の自動識別率の向上については,今後,さらに改良が必要である.

具体的データ
図1
図2
図3
予算区分技会委託プロ
研究期間2007~2011
研究担当者市川忠史
発表論文市川忠史ほか(2008)Bench-top VPR (B-VPR)を用いたホルマリン液浸プランクトン試料の計測,水産技術(投稿中).
発行年度2008
収録データベース研究成果情報

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