秋田県における野菜・花卉類に寄生するアザミウマ類の発生実態

秋田県における野菜・花卉類に寄生するアザミウマ類の発生実態

タイトル秋田県における野菜・花卉類に寄生するアザミウマ類の発生実態
要約野菜や花卉類に寄生するアザミウマ類は11種が認められ、葉、幼茎、花、果実を加害する主要種としてヒラズハナアザミウマ、ダイズウスイロアザミウマ、ダイズアザミウマ、ネギアザミウマが上げられた。
担当機関秋田県農業試験場 環境部 虫害担当
連絡先0188-39-2121
区分(部会名)東北農業
専門作物虫害
研究対象昆虫類
分類指導
背景・ねらい近年、野菜・花卉栽培において、アザミウマ類の寄生によるものと推定される
被害が多くみられ、品質低下につながっていることが明らかになった。そこで
防除法解明の資料を得るため、アザミウマ類の発生実態を作物別に明らかにしようとした。
成果の内容・特徴秋田県内の圃場からランダムに野菜は茎葉、花卉及び野草は花付き茎葉をそれぞれ
30葉を採集し、アザミウマ寄生種を同定したところ次の結果を得た
(表1)。
  1. 野菜類のまめ類は、ダイズアザミウマが優占種で、ヒラズハナアザミウマ、
    ダイズウスイロアザミウマがこれに次いだ。ねぎではネギアザミウマ、アスパラガス、
    だいこんではダイズウスイロアザミウマ、オクラではダイズウスイロアザミウマと
    ヒラズハナアザミウマが優占種であった。また、きゅうり、すいか、かぼちゃ等の
    果菜類ではヒラズハナアザミウマが優占種であった。
  2. 花卉類のきく(食用ぎくを含む)は寄生種が6~7種と多く、ヒラズハナアザミウマが
    優占種でクロゲハナアザミウマ、ダイズウスイロアザミウマ、ダイズアザミウマ、
    コスモスアザミウマ等がこれに次いだ。また、グラジオラス、トルコギキョウ、
    ゆり、はらではヒラズハナアザミウマが優占種であった。
  3. 畑地周辺の野草類では、ヒラズハナアザミウマが優占種であった。
  4. アザミウマ類を採集した植物は56種で、寄生を確認したのは11種であったが、
    防除圧の強い野菜類では寄生個体数が低い傾向がうかがわれた。
成果の活用面・留意点
  1. 同一作物に2種以上のアザミウマが寄生していることが多い。
  2. アザミウマ類の被害症状は、ハダニ類と混同されやすいので注意する。
具体的データ
表1
予算区分県単
研究期間1989~1992
発表論文北日本病虫研報42:198(1991)
発行年度1992
収録データベース研究成果情報

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