レーザー乾田均平作業による土壌硬度の変化と水稲の移植精度

レーザー乾田均平作業による土壌硬度の変化と水稲の移植精度

タイトルレーザー乾田均平作業による土壌硬度の変化と水稲の移植精度
要約レーザー乾田均平作業機の走行に伴う踏圧は他の作業に比較して不規則かつ顕署なむらとなるが、表層約10cmの踏圧による影響は耕転・代掻きによって解消され、水稲の移植精度には栽培上間題となる影響はない。また踏圧によって根圏域が狭められることはない。
担当機関東北農業試験場 水田利用部 作業システム研究室
連絡先019-643-3536
区分(部会名)東北農業
専門作業
研究対象稲類
分類指導
背景・ねらい近年、大区画圃場を基盤とした高位安定な省力・
低コスト稲作技術の確立が強く求められ、大区画圃場整備が進められている。
大区画圃場における生育の斉一性確保のためには
圃場の均平度の向上が不可欠である。レーザー圃場均平機(東北農試試作)は
均平精度の高いことで知られているが、
高い所から低い所へ表土を操り返し移動するため、
作業に伴い著しい踏圧が生じる。そこで、
乾田均平作業による土壊の踏圧が水稲移植作業、
水稲の生育に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 主な根圏域の指標とされる土壊硬度計(SR‐2、小コーン)の
    15kgf/cm2出現深で踏圧程度をみると、
    作業行程に規則性のある施肥作業等による踏圧の発生の仕方とは著しく
    異なる面的に不規則なむらを生じる
    (図1)。
  2. 対照区では15kgf/cm2出現深は14~24cmであるのに対して、
    均平区では0~ 22cmに分布し、踏圧は2~4cmを中心に0~12cmの範囲に顕著に現れる
    (図2)。
  3. 耕耘・代掻き深は踏圧程度の大小で比較して差のないことから、
    表層約l0cmまでの踏圧は耕転・代掻きによって解消される。また、
    収獲後に調べた15kgf/cm2出現深は踏圧の大小で差がなく、
    踏圧が根圏域の確保に悪影響を及ぼすとは考えられない
    (表1)。
  4. 移植精度を活着後の欠株数と1株本数、
    ならびに田植機の走行性を反映する株間でみると、
    1株本数と株間は踏圧程度の違いによる差を生じない。
    欠株数は区によって差を生じたが、その程度は栽培上問趣になる範囲とはいえない
    (表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 大区画圃場においてレーザー乾田均平作業を導入するときの
    指導上の参考となる。
  2. 本成果は、耕盤の発達した多湿黒ボク土の水田に適用できる。
  3. レーザー圃場均平機については東北農業研究成果情報(平成2年度)を参照。
具体的データ
(図1)
(図2)
(表1)
(表2)
予算区分経常
研究期間1993~1993
発表論文なし
発行年度1993
収録データベース研究成果情報

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