有機溶媒利用によるおうとう花粉の採取法

有機溶媒利用によるおうとう花粉の採取法

タイトル有機溶媒利用によるおうとう花粉の採取法
要約有機溶媒「イソオクタン」におうとうの花を浸るように入れ、花粉を抽出した後に、ろ紙でろ過することにより、現行の花粉採取法より効率的に花粉を採取できる。
担当機関山形県立園芸試験場 果樹部
連絡先0237-84-4125
区分(部会名)東北農業
区分(部会名)果樹
専門栽培
研究対象果樹類
分類指導
背景・ねらいおうとうは、結実が開花期間の天候に左右されやすい樹種であるが、開花期間は
開花始めから満開までの日数が5~7日程度と短期間である。このため、
短期間の開花期間の中で、できるだけ短時間に開葯器等を使わないで効率的に花粉が
採取できる方法が望まれていた。
このため、有機溶媒利用による、簡易な花粉採取方法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 有機溶媒「イソオクタン」におうとうの開葯後の花を浸るように入れ、
    花粉を抽出した後に、ろ紙でろ過することにより、現行の開葯器による方法より
    やや多く花粉が採取できる。(
    表1、
    表3)
  2. 有機溶媒の抽出時間は、抽出時間が長くなると花粉発芽率が低下するため、
      攪拌しながら10分程度の短時間で抽出する。(表2)
  3. 有機溶媒の抽出回数が多くなると、花粉発芽率が低下する傾向であり、6回抽出した
    場合の花粉発芽率は21%程度であった。(表4)
成果の活用面・留意点
  1. 花は、風船状から開花当日の花を採取し、そのまま室内に薄く並べることにより、
    室温では24時間程度でほとんどの葯が開葯する。
  2. イソオクタンは純度の高いものを使用するが、揮発性があるため換気を十分に
    行い、火気に注意する。
  3. ろ過は、吸引ろ過すると短時間ででき、使用するろ紙はNo.2が適する。
  4. 花重960g(手かごに85%)の採花時間は、4時間程度であった。
具体的データ
表1
表3
(表2)
(表4)
予算区分県単
研究期間1994~1994
発表論文なし
発行年度1994
収録データベース研究成果情報

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