半促成栽培サヤインゲン(半つる性)の品種選定

半促成栽培サヤインゲン(半つる性)の品種選定

タイトル半促成栽培サヤインゲン(半つる性)の品種選定
要約無加温半促成栽培における半つる性サヤインゲンの品種特性を、つる性品種(ケンタッキーワンダー)と比較調査した結果、収穫さや数の推移、さやの外観から3つのタイプに分類され、その中で最も適する品種はケンタッキーブルー、ステイヤー、ミニドカである。
担当機関福島県農業試験場 野菜部 野菜研究室
連絡先0249-32-3020
区分(部会名)東北農業
専門育種
研究対象果菜類
分類指導
背景・ねらいサヤインゲンの出荷時期拡大にはハウス栽培が考えられるが、消費者ニーズに合った
品質を持ち、早期出荷可能な品種の選定と、栽培法の確立が必要となる。本試験では、
半つる性品種のハウス無加温半促成栽培での品種特性を調査した。
成果の内容・特徴つる性品種ケンタッキーワンダーを標準品種とし、半つる性サヤインゲン5品種
(グリーントースト、ケンタッキーブルー、ジェミー、ステイヤー、ミニドカ)の
収穫さや数の推移とさやの外観、形状から3つのタイプに区分し、生産に適する
品種を選定した。
タイプ(1):1回目の収穫盛期が早く現れ、収穫開始直後の収穫さや数は多くなる。
2回目の収穫盛期以降の収穫さや数は少ない(図1)。
さや色は濃く、さやの曲り(反り・よじれ)は少なく、さやの断面は円に近く、さやの
品質は総合的に最も優れている(表1)。このタイプに
属する品種は、ケンタッキーブルー、ステイヤー、ミニドカである。
タイプ(2):1回目の収穫盛期の収穫さや数は少ないが、2回目の収穫盛期以降の収穫
さや数が増加する(図1)。さや色が濃く、さやの
曲りがやや少なく、さやの断面が円に近い品種である
(表1)。このタイプに属する品種は、
グリーントーストである。
タイプ(3):収穫開始直後の収穫さや数が少なく、収穫盛期はやや遅く現れる
(図1)。さや色とさやの曲りが標準品種と同程度で、
さやの断面は扁平である(表1)。このタイプに属する
品種は、ジェミーである。
これらの結果から、無加温半促成栽培には、収穫初期のさや数が多く、さやの品質が
優れるタイプ(1)が適し、品種としては、ケンタッキーブルー、ステイヤー、ミニドカが
良い。
成果の活用面・留意点
  1. 播種時期は、凍結被害を受けなくなる3月中旬以降とする。
  2. 葉茎菜類等と組み合せることで、施設の有効利用がはかられる。
具体的データ
図1
表1
予算区分県単
研究期間1993~1994
発行年度1994
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat