さといも培養苗の大量作出法

さといも培養苗の大量作出法

タイトルさといも培養苗の大量作出法
要約さといも塊茎の頂芽や側芽を用い茎頂培養によりシュートを作出し、液体振盪培養、静止培養によりシュートを大量増殖する。増殖したシュートはセル成型トレイ(72穴)で発根馴化を行うことにより、さといも種苗の培養苗を大量作出することが可能である。
担当機関山形県立園芸試験場 先進技術開発研究室
連絡先0237-84-4125
区分(部会名)東北農業
専門バイテク
研究対象根菜類
分類指導
背景・ねらい県内は「日本一のいも煮会」に代表される国内有数のさといも消費地であるが、栽培面では高い種いも代や入手の困難性、さらには種いもの腐敗による発芽の不揃いなど問題点も多く、産地拡大の障害になっている。そこで、茎頂培養利用によるさといも培養苗の大量作出法の開発が望まれていた。
成果の内容・特徴
  1. さといも塊茎(品種「土垂」)の頂芽や側芽の茎頂部0.5mm程度を培地(LS培地+ショ糖30g/l+NAA 0.1mg/l+BA 0~0.2mg/l,pH5.8 ペーパーウィック法)に置床し、40日間でカルス無経由のシュートを作出する。
  2. 培養シュートは40日間の液体振盪培養(培地:LS培地+ショ糖30g/l+BA 0.25mg/l,pH5.8)で7.3倍に、60日間の静止培養(培地:LS培地+ショ糖30g/l+BA 0.5mg/l+ゲルライト 1.5g/l,pH5.8)で6.6倍に増殖する。
  3. 培養シュートはセル成型トレイを使用し、発根・馴化を同時に行うことができる。
  4. 発根・馴化の処理法はセル成型トレイに培養シュートを移植し、ラップで10日間密封し、以後、30日かけて徐々に開放することにより発根馴化した培養苗が作出できる。
  5. セル成型トレイは72穴、培養土はメトロミクス360またはセルエースが有効である。
    (具体的データ)
成果の活用面・留意点
  1. 農協等のバイテク施設が活用できる。
  2. 発根馴化後の培養苗は定植までにハウス内で養成する必要がある。
具体的データ
(具体的データ)
予算区分県単
研究期間1995~1995
発表論文さといも培養苗の大量供給システムの開発第1報 培養苗の効率的大量作出報東北農業研究,第48号,1995
発行年度1995
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat