トマトセル成型苗の直接定植における主枝1段摘心側枝1本仕立て法

トマトセル成型苗の直接定植における主枝1段摘心側枝1本仕立て法

タイトルトマトセル成型苗の直接定植における主枝1段摘心側枝1本仕立て法
要約雨よけ夏秋栽培トマト(品種:「桃太郎」)において、セル成型苗の播種後20日の直接定植では、主枝1段摘心側枝1仕立て法は、慣行の主枝1本仕立てよりも、第3花房以降の着果が安定し、総収量、良果率に優れている。本法は、セル成型苗の直接定植を行う場合の有効な整枝方法である。
担当機関宮城県園芸試験場 栽培部 野菜科
連絡先022-255-5754
区分(部会名)東北農業
専門栽培
研究対象果菜類
分類普及
背景・ねらいトマトのセル成型苗は、近年利用が拡大している。
これまではセル成型苗をポットに鉢上げし、約1ヶ月育苗してから定植していた。
育苗の省力化を図るためには、
200穴セル成型苗を本圃に直接定植することが必要であるが、
若苗定植により生育が旺盛となるため着果率が低下し、空洞果等の奇形果が増加する。
そこで、良果収量の向上を目的とし、
整枝法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. セル成型苗の直接定植・主枝1段摘心側枝1本仕立てでは、
    1段目の茎径はやや太くなるが、2段目(側枝1段目)以降の生育は、
    慣行ポット育苗・主枝1本仕立てと同等に推移する
    (表1)。
  2. セル成型苗の直接定植では、慣行ポット苗と比較し、第1花房の開花は4日早まり、
    第5花房では直接定植の主枝1本仕立てで12日早い開花となり、
    主枝1段摘心側枝1本仕立てでも5日早く開花する
    (表2)。
  3. セル成型苗の直接定植・主枝1段摘心側枝1本仕立ては、
    慣行ポット苗・主枝1本仕立てよりも大玉の割合が多く、
    良果収量、総収量とも慣行ポット苗・1本仕立てよりも優れる
    (表3)。特に、3段目以降の着果が優れる
    (表2)。
  4. セル成型苗の直接定植・主枝1段摘心側枝1本仕立ての果実の平均1果重は、
    慣行ポット苗・1本仕立てと同程度である(表3)。
  5. セル成型苗の直接定植での基肥施用量は、慣行の半量の窒素成分量で1kg/a程度とする
    (表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 定植時のかん水は株元に行い、
    その後第1花房が開花するまではできるだけかん水を控える。
  2. 本葉2葉期以降は花芽分化期に当たるため、夜温を12度以下にしない。
  3. 追肥は慣行と同じ時期・量で行う。
(経費概算)
トマトセル苗(200穴)の県内流通価格は1本当たり26.0円であり、
a当たり栽植本数250本とすると10a当たり苗代は65.000円となる。
ポット苗を自家育苗(雨よけ早熟栽培)すると資材費、
種子代及び諸経費で10a当たり80.560円である。
具体的データ
整枝法
(表1)
予算区分県単
研究期間1996~1996
発表論文なし
発行年度1996
収録データベース研究成果情報

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