カイコの湯練り人工飼料の調製方法

カイコの湯練り人工飼料の調製方法

タイトルカイコの湯練り人工飼料の調製方法
要約湯練り人工飼料の安定した物性を得ること、及び繭糸質の向上を目指した、オリジナルな飼料造形剤、防腐剤及び繭糸質向上剤を添加する湯練り人工飼料調製を確立した。
担当機関福島県蚕業試験場 養蚕部
連絡先0245-77-0055
区分(部会名)東北農業
専門飼育管理
研究対象
分類普及
背景・ねらい最近、人工飼料期間の延長に伴い、
より低コストでしかも簡易に調製できる人工飼料が必要とされ、
これに対応する2,3の飼料が開発されつつある。
簡易調製飼料の1つである湯練り人工飼料は、調製法のいかんによっては、
物性がやや異なり、繭糸質にも影響をすることがある。
そこで、安定した飼料物性を得ること、
及び繭糸質のさらなる向上を目指した飼料の調製方法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 適用人工飼料は日本農産工業製「かんたん2」及び「かんたん3」とする。
  2. 人工飼料粉体1量に対して、湯(73度)2.2量とする。
  3. 湯には予め、造形剤としてクロロフィリン銅ナトリウム(3g/飼料粉体20kg)、
    次に防腐剤としてプロピオン酸カルシウム(70g/飼料粉体20kg)、
    最後に繭糸質向上剤のマンニトール(50g/飼料粉体20kg)
    を順次添加して溶解させておく。
  4. この湯を湯練りミキサーに投入して、次いで速やかに飼料粉体を入れ、
    3分間撹拌し練り合わせる。
  5. 練り合わせ飼料は、手早く成形容器に充填して、12時間程度放冷して、
    冷蔵庫に保管する。
  6. これらの湯練り人工飼料の調製工程をまとめて図解した
    (図1)。
成果の活用面・留意点添加剤の添加順序を厳守すること。間違えると添加剤は沈殿して効果がない。
調製された湯練り人工飼料は、30度以下になればいつでも給餌可能であるが、
切削給餌機に掛けるには、調製後5日程度の猶予があると極めて飼料物性が安定し、
給餌状況が良好となる。冷蔵庫温度は5度が適当で、
取り出して2・3日放置しても飼料物性は安定している。
    具体的データ
    (図1)
    予算区分県単
    研究期間1994~1996
    発表論文アミノ酸類添加湯練り人工飼料の繭質に及ぼす効果、東北蚕糸研究報告第20号
    発行年度1996
    収録データベース研究成果情報

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