パセリセル成型苗の肥効調節型肥料による苗質の向上

パセリセル成型苗の肥効調節型肥料による苗質の向上

タイトルパセリセル成型苗の肥効調節型肥料による苗質の向上
要約パセリセル成型苗の60日育苗の苗(葉数5枚)を3月下旬に定植すると、5月下旬から収穫ができる。肥効調節型肥料を用いたセル成型苗の培土中窒素肥料濃度は、400mg/リットルが適当で、生育がよく収穫が高い。
担当機関宮城県園芸試験場 栽培部 野菜科
連絡先022-383-8132
区分(部会名)東北農業
専門栽培
研究対象葉菜類
分類指導
背景・ねらいパセリの栽培は、比較的気温の低い地域に適している。
宮城県内では年内から2月にかけて播種する作型で、
簡易パイプハウス等を周年利用した栽培が行われている。
しかし、パセリは発芽率が低く70%程度で、初期生育が緩慢なため、
これまで行われてきた直播栽培では
発芽期の低温の影響、発芽の不揃い等から、生育のバラツキが大きい。
そこで、セル成型育苗を行い、生育のそろった苗を定植し、
収穫が一斉に開始できる技術について検討する。
また、セル成型苗育苗に適した肥料濃度を肥効調節型肥料(マイクロロング)を用い、
生育・収量との関係について検討した。
成果の内容・特徴
  1. セル成型苗の育苗期間は、生育期間中の株落ち率から見て播種から60日がよく、
    育苗日数と仕上がりの苗の大きさから128穴セルトレイを使用する。
    (表1、2、3)
  2. 肥効調節型肥料を培土に使用することで、育苗期間は無追肥でよく、
    定植後の初期生育が優れる。(表3)
  3. 培土に使用する肥効調節型肥料は、初期生育や、定植後の収量から
    マイクロロング肥料40(N-P-K : 14-12-14)が適する。
    育苗培土中の窒素濃度は、培土中に含まれる窒素成分を含め、
    総量で400mg/リットルに調整して利用する。(表4)
成果の活用面・留意点
  1. 肥効調節型肥料は、均一になるように培土と良く混合する。
  2. 播種は1月下旬から2月上旬とする。定植は低温による抽台をさけるため
    3月中旬以降とし、夜間の気温が5度C以下にならないようトンネル等で保温する。
  3. 播種は1穴に3~4粒とし、本葉展開初期に間引きする。
  4. 育苗は保温設備または加温設備のある場所で行う。
  5. 育苗培土は、セル成型苗育苗用の培土を用いる。
具体的データ
(表1、2、3)
(表4)
予算区分県単
研究期間1995~1997
発表論文なし
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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