砂丘地におけるダイコンの窒素吸収特性と効率的施肥技術

砂丘地におけるダイコンの窒素吸収特性と効率的施肥技術

タイトル砂丘地におけるダイコンの窒素吸収特性と効率的施肥技術
要約ダイコンの窒素吸収は、播種後15日頃から増加し、30~60日が多い。収穫期における窒素吸収量約10g/平方メートルまでは、窒素吸収量の増加に伴い根重も直線的に増加するが、それ以上では頭打ちとなるため、効率的に根重を高める窒素吸収量は、10~12g/平方メートルである。緩効性肥料を全量全層基肥で施用することにより、追肥体系並の収量・品質が得られる。
担当機関花き担当
山形県立砂丘地農業試験場 野菜
連絡先0234-91-1250
区分(部会名)東北農業
専門土壌肥料
研究対象根菜類
分類普及
背景・ねらい砂丘畑地土壌は、保肥力が小さく透水性が高いため、
施肥窒素の環境負荷が懸念される。
そこで、施肥量の多いダイコンについて、窒素吸収特性を明らかにし、
緩効性肥料の溶出特性と組み合わせた効率的な施肥方法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 窒素吸収は、播種後15日頃から増加し、30~60日まで多い
    (図1)。
    窒素吸収量の増加に伴い、乾物重も増加することから、
    収量を高めるためには播種後60日間の持続的な肥効が重要である。
  2. 葉重は、窒素の吸収量の増加に伴い、ほぼ直線的に増加する
    (図2)。
    根重は窒素吸収量約10g/平方メートルまでは直線的に増加するが、
    それ以上では根重の増加程度が小さく、頭打ちになる傾向にあるため、
    効率的に根重を高める窒素吸収量は、10~12g/平方メートルである
    (図3)。
  3. CDU入り化成肥料(CDU態窒素50%)を全量全層基肥で施用することにより、
    追肥労力と施肥量が軽減され、
    窒素成分15kg/10aで慣行追肥体系並の収量・品質が得られる
    (表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 本技術は、前作の残肥を利用した施肥技術であるため、
    メロンまたはそれに準ずる作物の後作秋冬どりダイコンに適用する。
  2. メロン跡地ほ場における無窒素栽培の窒素吸収量は、2~5g/平方メートルであった。
具体的データ
(図1)
(図2)
(図3)
(表1)
予算区分国庫
研究期間1996~1996
発表論文ダイコンの窒素吸収特性と効率的施肥技術、東北農業研究、50号(投稿中)
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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