作溝・播種同時作業機いよるネギ直播栽培の省力化

作溝・播種同時作業機いよるネギ直播栽培の省力化

タイトル作溝・播種同時作業機いよるネギ直播栽培の省力化
要約直播ネギの作溝・播種同時作業機を試作した。水田転換畑においても作溝・播種同時作業機の作業精度は高い。作溝・播種同時作業により、それぞれ別作業する場合に比べ40%の省力化が可能で、収量、品質にも大きな差がない。
担当機関秋田県農業試験場 経営部 作業機械担当
連絡先0188-39-2121
区分(部会名)東北農業
専門作業
研究対象根菜類
分類指導
背景・ねらい秋田県のネギ栽培は、ほとんどが移植栽培である。
したがって、ネギの栽培面積が拡大するにつれ、
定植ならびに収穫・調製作業の省力化が求められている。
秋田農試では、ネギの育苗・定植作業の省力化をねらいとして
直播栽培に取り組んでおり、これまでに播種量や作溝深等について検討を進め、
水田転換畑での作溝・播種同時作業機による省力化技術を開発した。
成果の内容・特徴
  1. Mt社管理機MV-70V(7.0ps)とT社ロール式播種機TP-1000を連結し、
    直播ネギの作溝と播種を同時に行える作業機を試作した。
    また、播種機のロールを改良し、
    ネギコート種子を2.0cm間隔で播種できるようにした
    (図1)。
  2. 20mm以下の砕土率84.9%、土壌含水比45.1%の水田転換畑(前年水稲無代かき直播栽培)
    でも、作溝・播種同時作業機(試作機)により約20cmの作溝深を確保することができ、
    播種間隔、播種深の作業密度は概ね高い(表1、2)。
  3. 作溝・播種別作業の有効作業時間は2.0hr./10aである。
    作溝・播種同時作業の有効作業時間は1.2hr./10a(作溝・播種別作業対比60)となり、
    約40%の省力となる(表2)。
  4. 作溝・播種同時作業した場合のネギの収量、品質は、
    それぞれ別作業で行った場合と大きな差がない
    (表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 水田転換畑でネギの植播栽培を行う場合、排水性の良い水田を選び、
    前作水稲は無代かき栽培などを行って畑地化を促進させる。
    また、重粘土水田では、前作にエダマメやキャベツを作付け、
    ある程度砕土率を高めた圃場条件で栽培を行う。
  2. 砂質土など乾燥しやすい土壌では、種子の発芽率が低下するので作付けを避ける。
  3. 現時点では、ネギの初期除草剤が開発されていないため、
    手作業による除草が必要となる。
具体的データ
(図1)
(表1、2)
(表3)
予算区分国補(一般助成)
研究期間1994~1996
発表論文なし
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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