無血清培地で培養した核移植胚による子牛生産

無血清培地で培養した核移植胚による子牛生産

タイトル無血清培地で培養した核移植胚による子牛生産
要約無血清培地(共培養用)を用いて、卵子の成熟培養及び核移植胚の発生培養を行ったところ、血清添加培地と同等の胚盤胞発生率が得られた。また、胚移植により、自然分娩で正常な産子が得られた。
担当機関山形県農業研究研修センター 畜産研究部 先進技術開発科
連絡先0233-23-8811
区分(部会名)東北農業
区分(部会名)畜産
専門家畜繁殖
研究対象乳・肉用牛
分類研究
背景・ねらい卵子及び胚を体外培養する場合、
一般に5~10%の血清を添加した培地で行われている。
血清は、ロットにより生物活性が異なり、優良なロットの選定に多大な労力を要し、
未知の成分も多く含まれている。
また、体外培養胚由来の胎仔は過大になる傾向があり、
この原因は培地に添加する血清にあることが指摘されたいる。
そこで、成分既知の無血清培地(IVMD-101)と従来の血清添加培地を用い、
融合胚の胚盤胞への発生率等に及ぼす影響について検討した。
成果の内容・特徴胚盤胞発生率は、両培地とも25%前後であった。分娩頭数は、無血清培地で1頭、
血清添加培地で2頭であった。生時体重は、無血清培地のオス産子で36.0kg、
血清添加培地のオス産子で38.0kg、メス産子22.0kg(死産)であった。
死産したものを除けば、当センターで人工授精で生まれた黒毛和種オス子牛
(28.6±3.5kg)と比べ10kg程度大きく、
ホルスタイン種を借腹にした黒毛和種胚移植オス子牛(33.8±7.9kg)
と比較すれば3kg程度大きかったが、正常範囲と考えられた。
表1 核移植で用いた培養液
表2 核移植及び胚移植成績
表3 分娩成績
成果の活用面・留意点無血清培地(IVMD-101)での培養は、核移植胚の胚盤胞発生に有効である。
具体的データ
表1 核移植で用いた培養液
表2 核移植及び胚移植成績
表3 分娩成績
予算区分県単
研究期間1997~1997
発表論文無血清培地による核移植産子例(第13回東日本家畜受精卵移植技術研究大会発表)
発行年度1997
収録データベース研究成果情報

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