半緑化茎利用によるウド根株の養成

半緑化茎利用によるウド根株の養成

タイトル半緑化茎利用によるウド根株の養成
要約2節程度に切断したウドの半緑化茎を2月下旬からポット育苗したものを苗として用いることで、1年で株分割と同等の重さの根株を得ることができる。
担当機関福島県農業試験場 野菜部
連絡先024-932-7786
区分(部会名)東北農業
専門栽培
研究対象根菜類
分類指導
背景・ねらいウドの根株の養成は(1)株分割 (2)茎挿し (3)種子繁殖で行われる。
このうち一般的なのは前年産の株を分割し、移植する方法である。しかし、
その増殖効率は4~5倍と低率で、併せて大量の根株の保管が必要である。一方、
茎挿しは軟化栽培等の収穫物を用いることから簡便であるが、
株養成期間として2年程度を要するなど、それぞれに短所を有している。このため、
より効率的なウド根株養成法の開発が求められている。
福島県のウド栽培の大部分は半緑化促成栽培であることから、
この栽培法を前提とした増殖法の検討を行う。
成果の内容・特徴
  1. 半緑化促成栽培で得られた、6節程度が伸長した茎を各2節程度となるよう上部
    中間部、下部に切断する。これを殺菌土壌を充填したポリポットに茎挿しし、生育
    したものを根株養成用の苗として用いる。茎挿しの時期は2月下旬が適当である
    (図1、図2)。
    この苗を降霜の恐れのなくなった5月中旬に本圃に移植する。
  2. ハウス育苗を行うことで、生育期間の延長が図られる。このため、
    株分割による方法と同等の重さの根株を1年で得ることができる。
  3. この方法による増殖率は1株あたり10~15倍である。
表1苗率及び苗の生育
成果の活用面・留意点
  1. 株分割による根株養成を代替できる。
  2. 茎挿し後、発根・活着まで1ケ月程度を要することから、その間の苗の腐敗、
    枯死に留意する。
具体的データ
図1
図2
表1 成苗率及び苗の生育
予算区分国庫助成(地域基幹)
研究期間1998~2001
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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