砂丘地における直播きストックの低投入型施肥かん水方法

砂丘地における直播きストックの低投入型施肥かん水方法

タイトル砂丘地における直播きストックの低投入型施肥かん水方法
要約砂丘地における直播きストックの高品質切り花生産のための施肥かん水方法は、緩効性肥料を用いた全量基肥体系あるいは追肥体系から選択し、かん水量は発芽揃いから発らい期まで1回当たり5l/平方メートルを上限とし、発らい期以降は減じていく。これにより施肥窒素を1.5kg/aまでに減らすことができ、慣行施肥体系に比べて約40%に低減することが可能である。
担当機関花き担当
山形県立砂丘地農業試験場 野菜
連絡先0234-91-1250
区分(部会名)東北農業
専門栽培
研究対象花き類
分類普及
背景・ねらい砂丘地の直播きストックにおいて、切り花収量・品質の維持向上を図りながら、
施肥量を軽減するための施肥及びかん水方法を検討し、
低投入型の施肥技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 施肥方法は、以下の全量基肥体系あるいは追肥体系から選択する
    (表2)。
    1. 全量基肥体系(省力体系)
      樹脂被覆肥料70日タイプを使用し、窒素成分量で1.5kg/a施用する。
      樹脂被覆肥料100日タイプでは作付終了時に残存する窒素が多い。
    2. 追肥体系
      基肥に樹脂被覆肥料70日タイプを使用し、窒素成分量で1.0kg/a施用する。
      追肥は有機入り化成を使用し、播種35日後に窒素成分量で0.5kg/a施用する。
  2. かん水方法は、発芽揃いから発らい期頃までの1回当たりかん水量で
    5l/平方メートルを上限とする。かん水量が多いと
    土壌中無機態窒素含量が少なく推移し、肥切れ症状が発生するなど生育が不良になる
    (表1、図1、
    図2)。
    発らい期以降は花穂が間伸びしないようにかん水量を減らす。
  3. 以上の施肥・かん水方法によって、慣行の全量基肥体系
    (樹脂被覆肥料100日タイプ窒素成分量1.0kg/a+有機入り化成1.5kg/a)
    に比べ約40%投入施肥量を減らすことが可能である
    (表3)。
  4. 試験概要
成果の活用面・留意点
  1. 砂丘地のメロンハウス早熱栽培、
    あるいはそれに準ずる肥培管理作物の後作に適応する。
  2. ストックの極早生品種の夏播き、秋~冬出し栽培に適合する。
  3. かん水装置(資材)は均一散水可能なものを使用し、
    あらかじめ時間当たりかん水量を測定してかん水時間を決定する。
  4. 播種時期や気象条件、土壌の水分状況によりかん水量、間隔を調整する。
具体的データ
表2
表1
図1
図2
表3
試験概要
予算区分県単
研究期間1997~1997
発行年度1998
収録データベース研究成果情報

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