やし殻繊維を培地とするトマトの培養液循環型養液栽培システムに適する培養液処方

やし殻繊維を培地とするトマトの培養液循環型養液栽培システムに適する培養液処方

タイトルやし殻繊維を培地とするトマトの培養液循環型養液栽培システムに適する培養液処方
要約 培地資材にやし殻繊維を用いる培養液循環型養液栽培システムにおいて、アンモニウム態窒素を含まない培養液処方を用いると培養液組成の変動が小さく、トマトの商品果収量、商品果率が向上する。
担当機関宮城県園芸試験場 養液栽培プロジェクトチーム
連絡先022-383-8132
区分(部会名)東北農業
専門栽培
研究対象果菜類
分類研究
背景・ねらい環境保全の立場から養液栽培においても肥料成分の系外への排出がない培養液循環型のシステムが求められている。培養液循環型システムの培地として使用後の処理が容易でCECが高いやし殻繊維利用養液栽培に適する培養液処方について検討する。
成果の内容・特徴
  1. アンモニウム態窒素を含まない培養液処方を用いると循環培養液のpHが7程度と高く推移し、循環培養液組成の変動が少なくなる(表1,図1,図2)。
     
  2. この処方を用いた場合には草勢が安定(データ略)し、商品果収量、商品果率が高くなる(表2)。 
      
  3. これらの要因としてやし殻繊維のCECは大部分がpHに依存して変化する変異荷電であるから循環培養液のpHが7程度で推移し、培地のイオン交換能が維持されたことが考えられる。
成果の活用面・留意点
     
  1. 培養液濃度の管理はロックウール栽培に準じて行う。草勢や循環培養液のpH,ECを測定し適宜濃度を変更する。
  2. 循環培養液のpHが7以上となる場合には最小限のアンモニウムイオンを硫安またはリン安として添加してpH上昇を抑える。
具体的データ
表1
図1
図2
表2
予算区分県単
研究期間1999~1999
研究担当者岩崎泰永
発表論文土壌肥料学会誌第72巻(印刷中)
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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