黒毛和種子牛の親子輪換放牧と別飼いによる発育向上技術

黒毛和種子牛の親子輪換放牧と別飼いによる発育向上技術

タイトル黒毛和種子牛の親子輪換放牧と別飼いによる発育向上技術
要約 放牧育成期間中の黒毛和種子牛の増体量を舎飼い並に改善するため、体重当たり1%の別飼い飼料給与による親子輪換放牧を行った結果、舎飼い育成並みの増体量を確保することができた。
担当機関青森県畜産試験場 家畜部 肉牛担当
連絡先0175-64-2231
区分(部会名)東北農業
専門飼育管理
研究対象肉用牛
分類普及
背景・ねらい黒毛和種子牛の低コスト生産を図るため、公共牧場等を活用した放牧育成が行われているが、現状の放牧方法では舎飼いに比べて発育が悪いため、市場評価が低く、安値取引されている。このことが黒毛和種の放牧減少の大きな要因となっている。そこで、放牧育成期間中の子牛の増体量を舎飼い並に改善するため、輪換放牧と別飼い飼料給与による効率的な飼養方法を検討した。
成果の内容・特徴
      
  1. 春産子の哺乳子牛(生後1~2か月齢)を用い、別飼い飼料給与による親子輪換放牧を行った。別飼い飼料は、体重当たり1%の濃厚飼料を上限給与とし、毎日定時の1回給与とした。また、牧乾草は自由採食とした。
      
  2. 育成区分は、生後6か月齢まで放牧した長期放牧育成区、生後4か月齢まで放牧した短期放牧育成区、無放牧の舎飼い育成区の3区分としたが、1日当たり増体量(DG)は、各区とも同等で良好な増体成績が得られた(表1)。
      
  3. 体高および胸囲は、長期放牧育成、短期放牧育成および舎飼い育成とも発育には差は認められなかった(表2)。
      
  4. 放牧期間中の1日当たりの濃厚飼料摂取量は、長期放牧育成で平均0.98㎏、体重当たり0.81%であった(表3)。
成果の活用面・留意点
     
  1. 公共牧場等を利用した黒毛和種繁殖経営を行う地域において省力的に活用できる。
  2. 放牧子牛の別飼い飼料給与に際しては、初期入牧牛および途中入牧牛も入牧前からの別飼い飼料への馴致が望ましい。
具体的データ
表1
表2
表3
予算区分地域基幹
研究期間2000~2000
研究担当者中里雅臣、小原孝博、嶽 肇 
発行年度2000
収録データベース研究成果情報

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