肥料・農薬施用量を削減できる畝内条攪拌施用技術

肥料・農薬施用量を削減できる畝内条攪拌施用技術

タイトル肥料・農薬施用量を削減できる畝内条攪拌施用技術
要約キャベツ・ハクサイ等葉菜類の畝立て時に、肥料や農薬を移植位置付近に帯条に土壌と攪拌しながら施用する技術である。
キーワード葉茎菜、畝立て、条攪拌施用、施用量削減、環境保全
担当機関(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 東北農業研究センター 野菜花き部 野菜花き作業技術研究室
連絡先019-641-7136 / myashiro@affrc.go.jp / myashiro@affrc.go.jp
区分(部会名)東北農業
区分(部会名)共通基盤
分類技術、参考
背景・ねらいハクサイ・キャベツ等土地利用型野菜生産において、生産コストの低減及び環境保全的観点から、化学肥料や化学合成農薬の使用量を削減する手法の開発は重要である。そこで、野菜作における生産コスト低減と環境負荷低減をめざし、肥料や根こぶ病防除剤等の農薬を畝立て時に畝の中央部の土壌と混和させて施用し、肥料・農薬施用量の低減化を図る。
成果の内容・特徴1.
畝立て機の耕うん軸に複数の円盤を付け、畝立て機の上部に肥料・農薬ホッパを取り付けた畝立て同時条攪拌施用機(図1)を開発した。本機は、乗用管理機やトラクタ用の作業機である。
2.
肥料や農薬は肥料・農薬ホッパから繰り出され、耕うん軸に取り付けた2枚の円盤の間に施用され、円盤間で回転する爪で攪拌されたあと、成形板で畝立て・成形される。
3.
本機を用いることによって、畝の上部中央の定植する位置の近辺に肥料や農薬を混合施用することができる(図2)。なお、施用する幅は、円盤間の距離を変えることによって、施用する深さは使用する耕うん爪の長さによって変えることができる。
4.
キャベツやハクサイの定植前の畝立て時に、全面全層施用時繰出量の50%量の粒状化成肥料を、畝中央の幅20cm×深さ20cmの範囲に畝内条攪拌施用することによって、全面全層施用時と同等の結球重が得られ、これにより単位圃場面積当たりの施肥量を1/2程度に削減することができる(図3)。
5.
キャベツ定植前の畝立て時に、根こぶ病防除剤「フルスルファミド粉剤」を、全面全層施薬の場合と同濃度になるように、畝中央の幅20cm×深さ20cmの範囲に畝内条攪拌施用することによって、全面全層施薬時と同等の防除効果が得られ、これにより単位圃場面積当たりの薬剤施用量を1/3程度に削減することができる(図4)。
成果の活用面・留意点1.
本成果は、肥料についてはキャベツ・ハクサイ作に、根こぶ病防除剤「フルスルファミド粉剤」についてはキャベツ作に適用できる。
2.
根こぶ病防除剤「フルスルファミド粉剤」の施用法は農薬登録上の作条土壌混和であるので、施薬部位の混合量は20g/㎡を超えないようにする。
具体的データ
図1
図2
図3
図4
予算区分交付金、アブラナ科野菜(地域総合)、IPMプロ
研究期間2001~2003
研究担当者安場健一郎、屋代幹雄、佐藤剛、宍戸良洋、松尾健太郎
特許出願(公開)屋代ら(2003) 特願2003-174525
発行年度2003
収録データベース研究成果情報

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