宮城県における夏秋どりイチゴに対する実需者の需要と利用実態

宮城県における夏秋どりイチゴに対する実需者の需要と利用実態

タイトル宮城県における夏秋どりイチゴに対する実需者の需要と利用実態
要約実需者の国産夏秋どりイチゴへの需要は多いが、実使用はコストと品質による。夏秋期は外国産イチゴのシェアが国産とほぼ等しく、国産品の安定供給が望まれている。品質では鮮度、色づき、日持ちが重視されており、サイズはM、Lの順に需要が多い。
キーワードイチゴ、夏秋どり、実需者、需要
担当機関宮城農園研 情報経営部 情報チーム
連絡先022-383-8119 / marc-kk@pref.miyagi.jp / marc-kk@pref.miyagi.jp
区分(部会名)東北農業
分類技術、参考
背景・ねらい7~10月の夏秋期は国産イチゴの生産量が少ないが、ケーキへの使用等の需要が予想されている。そこで、実需者を対象にアンケート調査を実施し、業務用イチゴの需要と利用実態を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 主な仕入れ先は、青果物専門販売店、仲卸業者、スーパー等量販店が大半を占める。量販店からの仕入れは夏秋期に比重が下がり、仕入れ先の順位で2位、3位としての回答が多く、少量不足時に近隣の量販店から購入している傾向が見られる(図1)。
  2. 国産の夏秋どりイチゴに対する需要は多いが、「品質と価格が折り合えば欲しい」という回答が最も多い(図2)。
    外国産のイチゴを夏秋期に「購入しようと思わない」という回答が特に個人自営店で多く見られる(表1)。
  3. 外国産を仕入れる比率の平均は7~9月が54%、10月が47%で、仕入れ価格は、国産が外国産と比較して1パック当たり250~300円高い。利用されている国産品種は「雷峰」が多く、外国産の産地は、アメリカ産が大半である(図表略)。
  4. 外国産を使う理由は、「国産がない」「国産が高い」「必要なときに手に入る」が多い。使いたくない理由は、食味への不満が多い。(表2)。
  5. 求めている品質条件は、最も重視されるものとして「鮮度(新鮮)」が、2位として「色づきの揃い」「日持ち」が多く、ケーキ需要では見た目や日持ちも重要視されている。サイズは、Mの需要が最も多く、Lは2番目に欲しいサイズとして選んだ者が多い。(表2)。
  6. 購買反応曲線による夏秋どりイチゴの購買確率が最も高くなる価格は、1パック当たり国産で630円(購買確率50%以上の範囲が370円~980円)、外国産で600円(370円~870円)である(図表略)。
成果の活用面・留意点
  1. 調査は平成16年2月に仙台市及び周辺市町の洋菓子店を中心に郵送でアンケート用紙を配布し(179店)、郵送により回収した結果である(有効回答数46)。
  2. 回答者属性は洋菓子店36、和洋菓子店2、和菓子店3、洋菓子・パン製造販売店4、その他1。経営別では個人自営19、有限会社24、株式会社3。
  3. 今回の調査では、7月から10月の期間を夏秋期と定義している。
  4. 購買反応曲線は、「これ以上高い場合購入しない価格」と「これ以上安いと品質に不安があるため購入しない価格」を聞いて、最も購入する確率が高くなる価格を算出するものである。
具体的データ
図表
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予算区分寒冷地イチゴ
研究期間2003~2007
研究担当者櫻井晃治、佐々木俊彦、高橋真紀
発行年度2004
収録データベース研究成果情報

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