雨よけ栽培によるラズベリーの安定生産

雨よけ栽培によるラズベリーの安定生産

タイトル雨よけ栽培によるラズベリーの安定生産
要約ラズベリー「サウスランド」は、露地条件で栽培すると、夏果の収穫時期が梅雨期と重なるために果実が腐敗し、商品果率が低くなる。雨よけ栽培では、露地栽培よりも1株当たりの果実収穫量が増加するとともに、腐敗果が少なく商品果率が高い。
キーワードラズベリー、サウスランド、雨よけ、安定生産
担当機関宮城農園研 園芸栽培部 果樹チーム
連絡先022-383-8132 / marc-kk@pref.miyagi.jp / marc-kk@pref.miyagi.jp
区分(部会名)東北農業
分類技術、参考
背景・ねらいラズベリーの夏果の収穫時期は梅雨期と重なるため、腐敗果が発生し、商品果率の低下が課題となっている。そこで、生育期間中に雨よけ被覆を行い、商品果率の向上と気象条件の影響を受けにくい栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. ラズベリーの主要品種である「サウスランド」の夏果の収穫期間は6月下旬から7月下旬までで、これは東北地方南部の梅雨期(平年値:6/10~7/23)に重なる(表1)。
  2. 雨よけ被覆を行うことにより、収穫量が増加する(表1)。
  3. 雨よけ被覆を行うことにより、果実に直接雨が当たることはない。そのため果実腐敗率は1%と低く、商品果率も約91%で高い。露地栽培では果実が直接雨に当たるため、腐敗果が約23%発生し、商品果率も約77%で低い(表1)。
  4. 商品果率の年次変動は少なく、90%台の高い値を維持しており、安定した果実生産が可能となる(表2、図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 雨よけハウスは間口9.0m,奥行18.0m,軒高3.6mの単棟ハウスを利用した。
  2. 本試験は周年被覆で行ったが,通常の栽培においては,被覆期間は開花始めから収穫終了時まで行う。
  3. 「サウスランド」の耕種概要は、2002年に1年生株を25Lポットに定植し、列間1.6m、株間1.0mとした。施肥量は2004年と2005年で窒素成分9g/株。2006年は窒素成分12g/株とした。
具体的データ
表1
表2
図1
予算区分県単
研究期間2004~2006
研究担当者菅原怜、安江恵美子、菊地秀喜、池田裕章、鵜飼真澄
発行年度2006
収録データベース研究成果情報

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